以前から私がずーっと気になっていて、かっこいいなぁと憧れているのが熨斗目(のしめ)の着物なんです。

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熨斗目とはなんぞや? 吉岡幸雄著『のしめ』によると、「武家および能、狂言の装束の一種で、主として室町時代の終わり頃より絣の技術を応用して織られたものである。江戸時代に至って武士の礼装となって、熨斗目を小袖として大紋、素襖、裃の下に着用し、下には袴を着ける形で用いられた」とのこと。

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えーっとつまり簡単に言うと、肩と裾が段変わりになった柄行の着物(左端)のことですね。上下は無地、中央は縞や格子を織り込んだ織の着物で、絵羽なので格が高い着物になるそうです。(写真はきもの文化検定の教本より)

男児がお宮詣りで着る着物も、熨斗目と呼んでますよね。

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いつかは憧れの熨斗目の着物を!ぜひ熨斗目が欲しい!と願っている私でございますが、たまたまネット画像で熨斗目の帯を見つけて驚き。キャーッ♡と叫んでしまいました。

なんとお着物好きの桜沢エリカさんがお召しになってました! 志村ふくみさんの藍すじ白十字というたいへん素晴らしいお着物に、合わせてらっしゃる帯に大注目です。

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正真正銘ホンモノの熨斗目を用いた帯!江戸時代、武士が着用していた小袖を解いて、帯に仕立てられたお品だそうです。はあああ〜桜沢さん、なんてかっこいいの!

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タレ先には、桜沢さんの家紋も縫い紋で入れておられます。ステキすぎて目眩がしそう。さすが灯屋2さん。

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(画像は灯屋2さんのインスタグラムからお借りしました)

うううーん、ため息。私も江戸時代の古布を探して、文字さんとこで帯にしてもらいたい!

おっとその前に、まずは熨斗目の着物をつくれるよう精進しよう!

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