雑感あれこれ

なぜ着物は楽しい? 理由を言語化

パリオリンピックが開幕しましたね!開会式が日本時間夜中2時半からということで、生中継を見るのは無理だと思っていましたが、なぜかその時刻に目が覚めて、うつらうつらしながらも全部見てしまいました。そして、やっぱりパリが好きだなーと思った次第です。

私は40代に2度パリに一人旅したことあって、おしゃれで気取ったパリというより、素朴と雑多と優雅が入り混じったパリの街に魅了され、将来(60代)はパリに短期間でいいから住んでみたいという夢を抱いていました。その夢はいまだ叶っておりませんが、逆に言うと、パリに住むことより楽しいことを60代までに見つけた自分は(ラッキーだったなぁ〜)と、つくづく思います。

その「楽しいこと」とは「着物」のことなのですが、それではなぜ「着物」を「楽しく」思うのか? うまく理由を言語化するのが難しかったのですが、このたび、お友達から「とても良かった!」と勧めていただき読んだ新刊書のなかに、その答えがありました。

疫学者の三砂(みさご)ちづるさんの『六〇代は、きものに誘われて』(亜紀書房)です!

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私が着物を楽しく思う理由を、ドンピシャに言語化してくださっている文章がこちらです。

その日何を着るかというのは、洋服でもきものでも、同じ楽しみだと思うが、きものの場合は、とりわけ季節とその日の空気と気温とで選んでゆく。だから楽しみもひときわである。仕事の上でのきものなら正式な場ではないから、いわゆる、一〇月から五月は袷、六月と九月は単衣、七月と八月は夏物という暦通りの更衣にそれほどこだわる必要もない。つまり、その日の気分で着てもよい。とはいえきものには柄にも、布にも季節感があるから、その日の気分と空気の感じと、自分が持っているきものがぴったりあったときの喜びというのは格別である。誰かと分かち合う喜びというのとはちがうけれど、ひとりでしみじみと生きていることがうれしくなる、という類のなんとも言えない喜びだ。そういう瞬間を経験したくて、ついきものがやめられなくなるのである。
(三砂ちづる著『六〇代は、きものに誘われて』夏の名残りから引用させていただきました)

そう!そう!そうなんですよ! 着物を着ると、ひとりでしみじみと生きている喜びに浸れる瞬間が、たびたび訪れるんですよ!

三砂ちづる氏は、本職の免疫学の名著と共に、着物にまつわる本もお書きになっていて、着物雑誌にも登場されています。

決して、過去の人が昔から目線で着物を語る指南書ではなく、今を生きる60代のリアルな着物の知見が書かれている、読み応えある一冊でした。すべての世代の方にお勧めしたいです。

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着物を脱いだ後の片付けは一気に!!

本格的な夏が到来し、海水浴やら花火大会やら夏祭りやら、今夏はコロナ以前の賑わいが復活しそうですね。わが家といえば、この夏の最大のテーマはいかにして老母の体調を管理できるかに尽きます。すでに連日の猛暑に戦々恐々としており、私自身も、新しく外出予定を入れるのを控えています。

どこにも出かけず、あいかわらず地味な毎日ですが、近場で着物や浴衣を楽しんでいます。先日のお茶の稽古は浴衣を着ました。竺仙の綿コーマ、波に千鳥です。いい歳して可愛らしすぎますが手放せません💦

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帯は裂き織です。半幅帯より幅が広くて(5寸)自分の身長にはバランスが良いので気に入ってます。

帯が短いのでカルタ結びしか出来ませんでしたが、ちょっとおもしろい感じに仕上がったと思います。

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さて先日、興味深い記事を読みました。外出から帰宅して、まず休憩をするか? それとも家事を一気に済ませるか? の問いです。

私自身は若い頃から「まず休憩派」でしたが、着物を着るようになってから変わりましたね。帰宅したら、一気に家事(片付け)をするようになりました。


というのも、大急ぎで帰宅してまず最初にやるべきミッションは「母に食事を食べさせる!」ことだからです。私は着物を脱がないと台所に入りたくないので、まず最初に着物を全部脱いで普段着の洋服に着替えます。

→ 脱いだ着物や長襦袢や帯、小物類で部屋中がとんでもなく散らかる 

→  散らかったまま放置すると家族から非難されるし、着物、長襦袢、帯、帯揚げ等が皺になるので、せっせと着物ハンガーにかける 

→  洗濯するものをネットに入れて洗濯機に放り込む 

→  脱いだ足袋の底面にウタマロ石鹸をこすりつけて洗濯機に放り込む 

→   草履の汚れを布でふいて自然乾燥させる 

→  バッグの中身を取り出して空にして元の場所に収納する

この間、約5分ですね。着物を脱いだあとの始末は、ヨーイドンで一気に5分で終わらせてます。必死です。なにせ母がお腹空かせてますので(笑)

これがもし、先に休憩して片付けを後回ししたら、私のことだからダラダラして1時間ぐらいかけると思います。

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クールな宮古上布、恋しや

「2024きもの学」ご案内が今日、届きました。残念ながら今年も私は仕事で伺えませんが、スケジュールが許せば、絶対に受講したいです。だってこれだけの講師、内容で、受講料めちゃくちゃ安いと思います。

京都のホテルに滞在しながら、午前中は散策〜午後は講義〜夜は美味しいものを食べに行く、なんて充実した日々を送ってみたいですよ!いつかは叶えたい!憧れです。


さて去年の今頃は私、何を着ていたんだろうと思い、ちょうど一年前の画像を振り返っておりました。宮古上布ですね!

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今年はまだ宮古上布に袖を通しておりませんので、今週末ぜひ着たいと思います。他の上布を着たことないけど、たぶん宮古上布が体感的にいちばん涼しいのではないでしょうか。布自体が冷んやり冷たいですから。

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連日の蒸し暑さに辟易して、すっかり暑さに体力を奪われております。身体を優しく冷やしてくれる宮古上布のクールさがとても恋しいのです。

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着物を着るには体力気力が必要だ!

先週のKIMONOクラブは、地元の夏祭りに向けて、浴衣の自装、他装の練習でした。

この日は竺仙の綿コーマ「荒磯」を着ました。

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博多の小袋帯をやの字結びで。うヘーっ、やっぱり半幅の帯だと下半身デブがひときわ目立ちますわいな💦

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下半身を鍛えて引き締めてシュッとした着姿になりたいのと、健康寿命をのばして出来るだけ長く着物を着たいがために、この春から週3回「カーブス」に通って筋トレしております。

私が通う店舗は、80歳以上の方が15人、85歳以上の方も5人いて、しかもメンバーの半数以上が毎日通っているという出席率「日本一」のお店なんです。最近、サイズダウンが低迷中の私としては、できればもう少し回数を増やしたいのですが、週3が精一杯ですね〜。

なんとか週3カーブスを維持して、願わくば90歳になっても着物を着られるよう、体力気力を備えていきたいです。

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季節の変わり目に体調を崩す

気がつくともう月末。今週末から、いきなり月替わりになるのに頭が切り替わらず、今日が木曜なのか、金曜なのか、わからなくなってしまい、アポイントを飛ばしてしまう痛恨のミスをおかしてしまいました。

はあああ〜、深呼吸して落ち着こう。とりあえず、季節の変わり目で不調になっている身体を元に戻したいです。そして生活リズムを立て直さねば!

手始めに着物まわりの点検をしました。袷と単衣の時期に着用した正絹長襦袢4枚を京都の悉皆・文字商店さんに送りました。糸がほつれた部分の修繕と丸洗いのためです。(和裁を習っているのに自分では無理💦)

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そして地元の夏祭りに参加の外国人の方々に貸し出しする浴衣&半幅帯を用意しました。

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今回は大柄の方がいらっしゃらないようで、今のところお声が掛かりませんが、自分が着るので大丈夫でーす!

早く身体が暑さに慣れてほしい。浴衣が着られる夏が来るの楽しみだなぁ!


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