還暦着物好き日記

今年から「寸法沼」に足を踏み入れた私です。今まであまり気にしてなかった着物の前幅、後幅について、ようやく気にするようになりました（遅い💦）。

我らがおかんさんも『身幅は大事です！』力説なさっています。私より遥かにほっそりされているのに、前幅6寸5分、後幅8寸でお仕立てなさっています。（遥かに大きい私が前幅6寸2分、後幅7寸7分と若い時の寸法をいまだに使っていたという💦）

でもね、正直私は小さめの寸法のほうが好きなんです。今まで、やや小さめの着物をピチッと着ていたのにすっかり慣れてしまったのでしょうね。本来、今の私が着るべき広い身幅の着物は、シルエットがよけい大きく見えるようか気がして落ち着かないのです。見えないところをつまんでタイトに見せる着物雑誌のグラビアに影響受けてるのかなぁ、、、。

しかしながら更衣さんから「身幅がきついとお着物に負担がかかり縫い目が傷みますよ」とアドバイスをいただいたので、思い切って若い頃初めて仕立ててもらった江戸小紋の身幅のお直しを和裁の先生にしていただきました。そちらが出来上がりましたので、今日のお茶のお稽古に着てみました♫



前幅6寸2分　→   6寸7分
後幅7寸7分　→   8寸2分

身幅を全体で2寸（7.58㌢）広げていただいて、（なんて巨大な着物になったんだろう！）と怖気づいてしまいました（笑）



こんな大きな着物、着姿ガバガバになってしまうんじゃなかろうかと（あつかましくも）心配していた私ですが、いかがでしょうか。見た目もマイサイズで全然大きくないですよね。



茶道のお手前をしている時も上前がはだけなくて、裾も乱れないし、動きやすくて快適でした。この着物の身幅を広げていただいて本当に良かったと思いました。



でもでも、それは茶道で着用する着物での話。普段のお出かけに着る着物は、やはり身幅タイト、やや小さめのほうが好みだなぁ〜とこの期に及んで足掻いている私です💦　正しいマイサイズの着物が大きすぎる気がして、感覚的になかなか慣れそうもありません。うーん悩む。

そんな悩める私にピッタリの講座が、なんと芝蘭堂さんで開催されるので、めちゃくちゃ楽しみにしています。主宰の横河順子代表から掲載許可をいただきましたので、お知らせしますね。


第37回　着物しるべの会
『和裁士から見たマイ寸法／私の疑問アンケート』
2025年1月26日（日）　13時〜15時
参加費2,000円（当日精算）


【場所】　salon de 喜〜KIKI〜（芝蘭堂）
　　　　　大阪府泉佐野市本町４-７
　　　　（南海本線泉佐野駅から徒歩5分）

【電話】080-1444-9028

13時〜15時開催です。予約不要でどなたでも参加していただけます。ご一緒に楽しく着物の寸法について学びましょう！