骨折して自宅で安静に過ごしている間、きもの文化検定の勉強は横に置いといて(笑)私が心を奪われていたのは大河ドラマでありました。そう、私としたことが『光る君へ』にすっかりカブレてしまったのですわ。寝ても醒めても考えることは平安時代のことばかり。平安時代にかんする本を読みあさり、心は完全に1000年前にタイムトリップしておりました。

その結果、今まで全然興味が無いどころか苦手だった平安装束が、一転してめちゃくちゃ大好きに。平安時代ラブ♡になってしまいました。もちろん『光る君へ』を見ている時も、登場人物全員の衣裳を隅々までチェック!

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うーん、私も平安時代の有職文様の帯が良いなぁ〜、でも今まで興味が無かったから持ってないんだよね。正倉院文様や名物裂はあるのに、、、とガッカリしていたら自宅に一本だけ有りました!なんと昔、色が好きなだけで何者かわからないままヤフオクでゲットした名古屋帯が、喜多川俵二作の有職織物だということがわかり狂喜しました。昔の自分、グッジョブ!(笑)

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ええっと、なぜ自分が平安時代の装束が好きなのか、最初は理由がわからなかったのですが、ほどなくわかりました。

平安時代の服飾は絵画的な文様の染め物ではなく、整然とした反復文様や幾何学文様の織物がメインだったので、丸文、窠文、襷文、立涌など、模様がわかりやすい様式にまとめられてたんですよね。これが「顔タイプ 子ども」で、単純でわかりやすく可愛らしい模様を好む私の嗜好にマッチング!『光る君へ』の平安貴族の男女が着ている直衣や表着の「二陪(ふたえ)織物」の可愛さにウットリしております。ええわぁ♡

なのでリサイクルショップで、三重襷、八藤丸、唐花の色無地を見つけたときはすごく嬉しかったです。

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なんとまぁ、しばらく我慢していたネットショッピングだったのに、窠と雲立涌の唐織本袋帯を買ってしまいました。

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そして先日、出会ってしまった人間国宝の素晴らしい袋帯。最高です。

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ビバ!平安時代!

というわけで新しい扉が開いたお話でした。でも私もう買い物はしませんよ💦

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