手持ちの夏帯のなかで、好みにもかかわらず、まったく締める気が起こらず敬遠する夏帯が2本あります。残念でなりません。

敬遠している1本目は絽塩瀬の九寸名古屋帯です。萩が手描きされてる帯で、私はあえて萩の絽着物に合わせています。萩+萩で、色もピッタリ合うのでお気に入りの組み合わせなのです。

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が、この絽塩瀬の帯の重いのなんのって! かなりしっかりした重たい木綿の帯芯が入っていて、締めるとめちゃくちゃ暑いんです。6月でも無理でした。

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この重い帯芯が入っている限りは、うんざり。温暖化がさらに進むであろうこの先、締めるタイミングが無くなってしまうと思います。思いきって解きました。

帯の表地より、右の木綿の帯芯のほうが3倍ぐらい重かったです。洗い張りして現代物の軽い帯芯に変えたいと思います。

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そして敬遠している2本目も、絽塩瀬の九寸名古屋帯です。橋と流水が手描きされた黒地の粋な帯で、こちらも好きな帯なのに残念!

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こちらは帯芯は軽くて問題なし。ではどこが気に入らないかといいますと、お太鼓の幅が狭くて28センチしかないのです💦 下半身デブの私はお太鼓幅が31センチが理想、せめて30センチは欲しいのです。そうでないとランドセル背負ってるおばさんみたいになります。

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はい、こちらも解きました。洗い張りして、お太鼓幅も帯幅も広めに仕立て直していただこうと思います。帯芯も新しくしよう。

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解いたついでに、ほつれたり外れたりしていた銀駒刺繍を自分で補修しました。

来年の夏は、京都の悉皆・文字商店さんにリニューアルをお願いして、この2本の夏帯をお披露目したいと思います。

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