riyoさんがブログで紹介なさっていたアゲハラ(揚原)ベルベットの防寒コートが、楽天でアウトレット価格で販売されていたので、すぐに私も注文させていただきました。ありがとうございました。

私は和装専用の防寒コートを持ってなくて、洋服用のウールポンチョか、カナダ製のずっしり重たいボアのロングコートで冬のアウターをしのいでました。もちろん和洋兼用アウターでも充分暖かいし可愛いのですが、やはり和装には和装専用コートが着やすく、脱ぎやすく、扱いやすいと実感しました。


さっそく届いたベルベットコートを着て近所のお使いに行ってきました。へちま衿が可愛い。

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国産のアゲハラ(揚原)ベルベットというブランド製品だけあって、アウトレットでも問題ありませんでした。ベルベットの黒が艶々していて、裏地も黒系でシックなので高級感があります。

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身長167センチの私は裄が欲しかったので、ちょっと身幅は大きいですがLLサイズにして正解でした。コートは見た目よりもかなり軽く、厳冬用というよりは花冷えの時期まで充分着用できると思います。

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新しいコートを手に入れて、めちゃくちゃテンションが上がりました。どんどん日常に着たいと思います。

コートを脱いだ姿です。この日は黒い着物が着たくなり、光琳松が織られた結城ちぢみの袷にしました。

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帯はターコイズブルーのふくれ織のしゃれ袋帯。白でエジプト柄が描かれています。

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寒色の帯で冬らしくないのですが、ふくれ織でかなりボリュームがあるので、体感的に冬しか締められないような気がします。実際、お腹がぽかぽかして暖かかったです。

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今回も黒地ネルの足袋。そして半衿と丸ぐけ帯締めはお揃いの濃紺ゼブラ模様です。

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帯まわりには深い緋色のちりめん帯揚げで色を挿しましたが、着物の八掛と揃えて山吹色の帯揚げでも良かったかもしれません。

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ところで最近、テレビからしょっちゅう流れてくるコマーシャルソング。子どもたちの合唱で、

「着物は高く売れる売れるよー」

という曲がすごく気になりました。着物買取りのバイセルさんのコマーシャルソングだけど、このメロディー、私はどこかで聞いたことあるよなぁ。はて?何のメロディーだったっけ⁈

「着物は高く売れる売れるよー」

はっ!思い出したよ。このコマーシャルソングの原曲は「すいかの名産地」というアメリカ民謡ですわ! なぜ私がこの曲のことを知ってるかというと、松竹映画「男はつらいよ」の第一作目(1969年)で寅さんの妹のさくらが恋人の博と結婚披露宴を挙げるシーンがあって、博の会社の同僚たちが余興で歌ったのが「すいかの名産地」だったんですよね。

どうして披露宴で「すいかの名産地」という変わった歌を歌うんだろうとインパクトを受けました。調べてみたらトウモロコシの花婿と小麦の花嫁が結婚式を挙げるという内容のなんとも微笑ましいアメリカ民謡だったわけです。

原曲の「綺麗なあの娘の晴れ姿 すいかの名産地」という歌詞を、バイセルさんは「着物は高く売れる売れるよー」と替え歌してるようで、うまいことしはるわーとクスッとしてしまいました。

しかしながら個人的には「着物は高く売れる売れるよー」というより「着物は安く買える買えるよー」という印象が強いです。


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