先日、古布の店でお声を掛けていただいた結城紬を頂いてきました。実は前回オーナーさんが最後に、
「どうしましょう。あいにく今、良い帯も帯締めもうちには無いわ。本当なら小物も揃えて差し上げたかったのに。Jガールさん、結城に相応しい帯お持ちになってる?」
と心配してくださって、いつもは商品を謙遜するオーナーさんとは違う態度だったので驚愕しました。言外に(安っぽいヘンな帯を合わせるのはやめてほしい)とおっしゃっているのがわかりました。
私は「わっかりました」と緊張して答えながら、(えーっ⁈ そこまで仰るということは、やはり本場結城紬の地機ってこと?えーっマジで? 今さら高機ですか?地機ですか?なんてよう訊かんけど地機かもしれんなー。ど、どうしよう)とえらい焦りました。
てか結城紬って普段着扱いなのに「相応しい帯を」ってどんだけー。ドキドキしながら、入荷した着物を取りに行ってまいりました。こちらです!

なんと淡い桜色でしたか!今回、地色も模様もわからないまま、すべてオーナーさんの目利きとセンスにお任せしました。おそらく藍色かこげ茶などの濃色だと予想していたので、意外でした。
自分では選べない淡い桜色に、笹模様の亀甲絣で本当に嬉しいです!八掛の色も上品で素敵。しつけ付きの未使用品で、サイズもぴったり。身丈も裄も直さなくていいなんて夢みたい。奇跡です。

でもね、一つだけわからなかったのが、こちらの着物の地色が桜色とクリーム色のツートンカラーになっていて、よく見たら縞模様なんですよ。私が今まで見てきた本結城の地色は平織りの単色ばかりだったので「???」となりました。

組織を拡大してみたら、経糸も緯糸も撚りがかかってない平織りで、確かに本結城に間違いないし、経緯糸の節の出方から地機だと思う。第一、オーナーさんの尋常ではない推し方からして、本場結城紬の地機以外、考えられないし。今さら、高機?地機?確認しづらい空気(笑)。

にもかかわらず、私自身がホンモノの品物をあまり見たことがないという経験値の低さから、なんとなくモヤモヤしていたのです。やっぱり結城紬の見分け、証紙がないと本当に難しいと思いました。あまりにも酷似した紬が多くて。理屈ではなく場数を踏まないと、素人にはなかなか💦
そんなとき、ネットの画像を検索していて「あっ!」と手が止まりました。










