追記 チアキ先生の『本麻の洗い方!と注意すること!』をぜひご覧ください。
以下は私が洗ってみた体験談ですが、私の着物の絣は「化学染料」だったようで、洗剤や酸素系漂白剤も大丈夫でしたが、もしこれからお洗濯をされるお品が「草木染め」「天然染料」でしたら色落ちするみたいですので、くれぐれもご注意ください。
木綿や麻の着物は自宅で洗えますが、あまり洗濯が得意じゃない自分は出来ればプロにお任せしたいほうです。
自宅に産地不祥のラミー(苧麻の紡績糸)の麻着物があるんですけど、古いお品でシミというか茶色のアクが全体的に拡がっています。着物自体は気に入っているので、なんとかして着用可能まで持っていきたいのです。プロに頼む前に先日、思いきって自分で洗って染み抜き、漂白をしてみましたので備忘録として書かせていただきます。
最初はこんな状態。きつい茶色のアクが点在していて、着用はとてもじゃないけど厳しい💦
ではドキドキしながら作業開始。たかはし着物工房さんのサイトで注文した「くるくるザブザブ」(ネットdeきれいパンツ用)に麻着物をたたんで、くるくる巻いてセットしました。
洗剤と漂白剤は、ちと奮発して無添加の製品にしました。右の酸素系漂白剤は粉末です。
洗濯機に麻着物を入れて、洗剤と酸素系漂白剤を適量投入します。洗濯機のモードは通常の洗濯と同じ「標準」にしました。なぜなら紡績糸なので布の強度は結構強い気がしたからです。ただし水量をマックスにして、他の洗濯物を入れずに単独で洗いました。洗濯機で40分ぐらいしっかり洗って、最後の脱水だけ早めにきりあげました。
期待しながら出来上がった着物を拡げてみたのですが、うーんシミの取れ具合は70パーセントぐらいかな。まだところどころ茶ジミが点在しているし、酸素系漂白剤をしっかり入れたわりには地色の白もくすんでいる感じ。やっぱり酸素系は優しすぎるのかな? 白くするなら塩素系? いやいやいやいや塩素系などを使ってしまうと絣の染料まで消えてしまうからアカン!
そこで改めてネットで酸素系漂白剤の正しい使い方を調べてみましたら。
ええーっ、マジで⁈ 酸素系漂白剤ってお湯を使わないと意味ないん⁈ これは私は知りませなんだー!皆さんご存知でしたか?
ということで、もう一度チャレンジしました。麻着物自体はラミー(苧麻の紡績糸)なので洗濯機でガンガン回しても大丈夫でしたので、今度は100均で購入した大きなネットに簡単に畳んで入れました。
先ほどと同じ洗剤、酸素系漂白剤をイン。そして40度に熱したお湯を洗濯機に投入しました。湯量は適量で。「標準モード」で40分間ガンガン回して、脱水は早めに切り上げました。
さてさて結果は如何に。
なんと素晴らしい!大成功!のひと言につきます。アクとシミだらけで廃棄も視野に入れていた汚着物でしたが、純白の地色が眩しいほどに輝いてピカピカ、もちろんシミも全部とれて新品同様に蘇りました。
これで仕立て直しが出来ます。いったん全部解いてパーツにしてアイロンをかけました。めっちゃ綺麗になってテンションあがります♪
今回、どんくさい私には珍しい成功体験でしたので、どなたかのご参考になればと思い書きました。ただし、くれぐれも同じ麻着物でも手績みの繊細な上布は洗濯機ではなく、手洗いでお願いします!
また、布の収縮にかんしては今回データをとっておりません。
以下は私が洗ってみた体験談ですが、私の着物の絣は「化学染料」だったようで、洗剤や酸素系漂白剤も大丈夫でしたが、もしこれからお洗濯をされるお品が「草木染め」「天然染料」でしたら色落ちするみたいですので、くれぐれもご注意ください。
木綿や麻の着物は自宅で洗えますが、あまり洗濯が得意じゃない自分は出来ればプロにお任せしたいほうです。
自宅に産地不祥のラミー(苧麻の紡績糸)の麻着物があるんですけど、古いお品でシミというか茶色のアクが全体的に拡がっています。着物自体は気に入っているので、なんとかして着用可能まで持っていきたいのです。プロに頼む前に先日、思いきって自分で洗って染み抜き、漂白をしてみましたので備忘録として書かせていただきます。
最初はこんな状態。きつい茶色のアクが点在していて、着用はとてもじゃないけど厳しい💦
ではドキドキしながら作業開始。たかはし着物工房さんのサイトで注文した「くるくるザブザブ」(ネットdeきれいパンツ用)に麻着物をたたんで、くるくる巻いてセットしました。
洗剤と漂白剤は、ちと奮発して無添加の製品にしました。右の酸素系漂白剤は粉末です。
洗濯機に麻着物を入れて、洗剤と酸素系漂白剤を適量投入します。洗濯機のモードは通常の洗濯と同じ「標準」にしました。なぜなら紡績糸なので布の強度は結構強い気がしたからです。ただし水量をマックスにして、他の洗濯物を入れずに単独で洗いました。洗濯機で40分ぐらいしっかり洗って、最後の脱水だけ早めにきりあげました。
期待しながら出来上がった着物を拡げてみたのですが、うーんシミの取れ具合は70パーセントぐらいかな。まだところどころ茶ジミが点在しているし、酸素系漂白剤をしっかり入れたわりには地色の白もくすんでいる感じ。やっぱり酸素系は優しすぎるのかな? 白くするなら塩素系? いやいやいやいや塩素系などを使ってしまうと絣の染料まで消えてしまうからアカン!
そこで改めてネットで酸素系漂白剤の正しい使い方を調べてみましたら。
ええーっ、マジで⁈ 酸素系漂白剤ってお湯を使わないと意味ないん⁈ これは私は知りませなんだー!皆さんご存知でしたか?
ということで、もう一度チャレンジしました。麻着物自体はラミー(苧麻の紡績糸)なので洗濯機でガンガン回しても大丈夫でしたので、今度は100均で購入した大きなネットに簡単に畳んで入れました。
先ほどと同じ洗剤、酸素系漂白剤をイン。そして40度に熱したお湯を洗濯機に投入しました。湯量は適量で。「標準モード」で40分間ガンガン回して、脱水は早めに切り上げました。
さてさて結果は如何に。
なんと素晴らしい!大成功!のひと言につきます。アクとシミだらけで廃棄も視野に入れていた汚着物でしたが、純白の地色が眩しいほどに輝いてピカピカ、もちろんシミも全部とれて新品同様に蘇りました。
これで仕立て直しが出来ます。いったん全部解いてパーツにしてアイロンをかけました。めっちゃ綺麗になってテンションあがります♪
今回、どんくさい私には珍しい成功体験でしたので、どなたかのご参考になればと思い書きました。ただし、くれぐれも同じ麻着物でも手績みの繊細な上布は洗濯機ではなく、手洗いでお願いします!
また、布の収縮にかんしては今回データをとっておりません。