還暦着物好き日記

一昨日、昨日と急転直下の出来事がありました。グレイヘアにして白髪染めを止めている私と、グレイヘア大反対「染めろ染めろ攻撃」の母とのガチンコ対決が勃発。恥ずかしながら大喧嘩になってしまいました。３年間毎日言われ続けていた私もとうとうキレてしまって「もう出ていくわ。お母さん施設に入ったら」と言い放ち、母を泣かせてしまいました。ひどい娘だよね。


急なことで行きつけの美容院の予約が取れなかったので、ショッピングモールの中にあるbeauty color plusというヘアカラー専門店に行ってきましたが、私が白髪染めをしていた４年前からずいぶん色数が増えて、短時間で仕上がるようになっていたので驚きました。美容界も日進月歩なのですね。

私はナチュラルブラウンの５番にしました。次はアッシュの濃いめにしようかな。←色選び、楽しいかも（笑）



グレイヘアあるあるらしいですが、ヘアカラーをやめると地肌が健康になるみたいで逆に黒髪が生えてくるんですよ。私もいつまで経っても白くならないので、ジレンマがありました。

今回、母に言われてグレイヘアを中断して再びヘアカラーを始めますが、髪を伸ばしている最中ですし、この際もうちょっとオシャレになれるよう頑張りたいと思います。１髪、２化粧、３姿勢、４着物ですもんね。

ということで、さっそく着物を着てみました。久しぶりにカーラーで巻いてみたら、昭和の着物雑誌に出てくる家庭婦人みたいな髪型になってしまった。



緑の紬に、緑の八寸帯、緑の帯揚げ、緑の帯締めで、ますます昭和婦人（笑）



やはり昭和婦人。半衿を付け替えられずちょっと着物と合いませんでしたね。



久しぶりで下手ですが、髪を巻くとふんわりした雰囲気になり着物には合いますね。良いかも。

まだまだ試行錯誤は続きそうです。

ショートヘアからセミロングを目指して髪を伸ばしている最中ですが、ただいま中途半端な長さでスタイリングが決まらずイーッ💢となっております。

きもの文化検定の会場で、今年２月のパーティーで知り合い仲良くさせていただいている方とお会いできました。なんとお手製のマスクを頂戴して感激！



爽やかなブルーのストライプのマスクを藍大島に合わせて出掛けるつもりでしたが、せっかくの綺麗なマスクが汚れるのが勿体無くていや！使い捨てマスクにチェンジしました。

他にもお知り合いから頂いた手作りマスクが家にありますが、いまだ使えず貧乏性には困ったものです。




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和歌山の着物イベント「和ブランシェ in 和歌浦芸術区」では、半世紀以上生きてきた大人の女性がお振袖を着るファッションショーも開催されました。（ショーのお写真公開なさってますので、私が撮影した集合写真もアップさせていただきます）



どなたもお知り合いがおりませんし、縁もゆかりもない私ですので、そっと末席に座ってショーを拝見しておりましたが、同世代の振袖姿の美しさに思わず感動の涙を流しました。嬉しいこと辛いこと苦労したこと、さまざまな人生経験を経て半世紀以上生きてきた女性が着る振袖姿は重みがあり格調高く、凛として本当に本当に美しかったです。

おひとりずつステージ上を歩いている時に、後ろのスクリーンにその方の２０歳の時のお写真が映し出されて、同じお振袖をお召しになっている方もいました。

私、思いましたね。１５人の方全員、２０歳の時より今のほうが垢抜けてエレガントで、断然綺麗！アラフィフ、アラカンが振袖を着ると、衣装の豪華さに負けずに板につくのだと気付かせていただきました。

主催の阪口佳子先生も２０歳のお振袖をお召しになって登場。
袖を切って訪問着に、と考えていたけど、還暦過ぎたら誰に遠慮がありましょう（笑）やっぱり振袖は振袖として着たほうが良さそうですね。

シンエイさんの７０パーセントオフセールの購入品が届きました。まずは推定・郡上紬の反物。一か八かの博打買いでした。７割引きでも私にしては安くない買い物でしたのでドキドキ。



たぶん当たり、だと思います。しかも洗い張り反物のはずが、反物をパーツ毎にバラバラに裁断したままの未仕立て品。心配だった身丈も私の身長までなんとかとれてホッとしました。反物幅もあるので裄もとれそう。良かった（涙）。



そして、もうひとつの大島紬秋名バラは、あちゃー！裾と袖口がかなり擦り切れていて、クタクタボロボロで、どう見積もっても「材料」でした（涙）。



とりあえず解いて、表地だけ保管することにしました。長着は無理だけど、羽織か小物かな。



出番が来たら、端縫い〜洗い張りしてもらうつもりです。縁あってうちに来てくれたのだから大事にしたいと思います。