2020年11月

本場結城紬を初おろし

ささら着物着付け教室の三木やすよ先生は、生徒さんにこう御指導されているそうです。

「初めて着る着物や帯を身に着けるとき、着用当日にいきなり着るのではなく、少なくとも一度は必ず着ておきましょう。着物や帯に自分のご主人様は誰かを知ってもらうために。でないと、戸惑って言うことを聞いてくれませんよ」

(ブログをリンクさせていただきました)うーっ、確かに確かに。私も初めての着物をいきなり出かける朝に着て、着物から「拒否」されたこと少なからずあります。なかなか身体に沿ってくれなくて全然着付けがうまくいかなくて・・・ショックを受けましたっけ。


さて、明日からいよいよ師走です。12月に入ったら、今年手に入れた本場結城紬をおろそうと考えていました。サイズも合ってるし大丈夫だろうと思っていたけれど、やはり事前に一度着ておいたほうが安心なので、今日しつけ糸を切って着用してみました。

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実は袷のシーズンに入ってから着付けがうまくいかないことが多くて、特にお太鼓の位置がすぐに下がってしまうのが気になってました。試しにウエストまわりにタオルを一枚入れて補正してみたら、かなりマシになりました。

帯は、今河織物さんの木屋太の洒落袋帯です。木屋太に出合ってから、袋帯が大好きになりました。本当に締めやすいです。逆に最近は名古屋帯のほうが緊張します。名古屋帯は油断してたらすぐに寸法が足らなくなるのでドキドキします。

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はあああ、長年憧れていた本場結城紬をとうとう着ることが出来て感無量。なんて軽くて暖かいのでしょう。私んちにきてくれてありがとう。これから一生お願いしますね。

どうやら「拒否」されなかったようで、ホッとしています(笑)。

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顔タイプ着物診断を拝見しました!

京都の悉皆・文字商店さんの勉強会でご一緒させていただいた更彩(きよか)さんのamebloを、後日になってから発見したのです。なんときよかさんはチアキ先生の後輩!顔タイプ着物アドバイザーの資格を取得されて、近々初めての講座を開催されるというのです。

文字商店さんにて。きよか先生は後列右から二番目の方。この日はご都合があり、お洋服で参加されてました。

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(うわーっ知らんかった。先生やったんやね!それやったら是非とも私も参加させていただきたい!)とすぐに申し込みました。そして行ってまいりました「きよか先生の顔タイプ着物診断勉強会」へ!

会場は千里中央の緑豊かで閑静なとある一室。この日は個別の診断ではなく、モデルさんを起用してのデモンストレーション。きよか先生がモデルさんの肩にさまざまなドレープをあてて診断されている様子を拝見しました。

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モデルをされた方も着付け教室の先生!目ヂカラが強くて華やかなお顔だちで私とは全然違う顔タイプのお方でしたが、めちゃめちゃ勉強になりました。同じ赤でも、春夏秋冬があってお顔によってどの赤が似合うのか、こんなにハッキリ明暗が分かれるとは。知りませんでした。

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顔タイプ診断とかカラー診断とか骨格診断とかいろいろあるけど、よく知らない私が抱いていたイメージは「感覚的」「直感的」にふんわりと診断されるのかと思っていたのですが違いました。誰が見ても自明、一致して納得する極めて理にかなった「理論的」な診断法なのですね!実際の個別診断では顔のパーツのサイズも計測なさるらしいので、まさに理系の世界なのだと思いました。


最後にきよか先生が参加者全員に白の半衿のドレープ(白にも春夏秋冬がある!)をあててくださり、似合う半衿を診断してくださいました。私もやっていただき、絶対アカン白がどれなのかよーくわかりました(笑)

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似合うか似合わないかについて、不思議なことに人様のはわかるけど、自分のことはわからないものですよね。呉服屋さんで選ぶときも、はっきりと「似合いません」と言ってくれる人は少ないだろうし。客観的で理論的なプロのアドバイスを知っておいたほうが、自分の好みを活かすためにもプラスになると思いました。私もぜひ受けたくなりました!

きよか先生は落ち着いて説得力のあるトークの持ち主で、誠実で丁寧な診断をされていて、とても初めてには見えませんでした。すでにベテランの風格が!今後、間違いなくご活躍されることでしょう!

きよか先生を囲んで記念撮影。素敵な皆さまとご一緒させていただき、有意義で幸せな時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。


きよか先生のamebloで今後のイベント予定がわかりますので、ぜひチェックなさってくださいませ!


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沈む着物にキラキラ帯を

昨日は買い物のためスーパーの駐車場に停めていたクルマのエンジンが突然かからなくて参りました。まさかのバッテリー上がりで、ロードサービスの人に来ていただいてエンジンをかけてもらいました。その足でガソリンスタンドに直行して、念のため新しいバッテリーに交換。

クルマの調子は悪くないのになぜエンスト?と疑問に思いましたが、どうやら日々の走行距離が少ないからパワーチャージが出来なくて、バッテリーが上がってしまうのだと言われました。確かにコロナ禍で仕事が休業で通勤も無いし、買い物や病院で近所をちょろちょろ走るぐらい。乗らない日もあります。

なんだかクルマと自分自身を重ね合わせてガックリしてしまいました。自分では気付いてなかったけど、仕事をしてない間にクルマと同様に、少しずつ自分のパワーが落ちていってるのではないかと思いました。まだまだコロナ禍が続いて終わりが見えない今、心身のバランスを崩さないようしっかりしなくちゃと思います。

感染対策を万全にした上で、明日はお出かけです。織の訪問着を着ようと考えています。

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この織の訪問着、着てみるととても地味なんです。私が着るとよけい沈んでゆく難しい着物で、合わせる帯もピンと来る物がなくて、どうしたらいいかわからなかったのです。が、試しに実家にあったキラキラした洒落袋帯を乗せてみたら、いけるかもしれないと思いましてね。

白い半衿も久しぶりなので新鮮です。

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昭和の羽織ものを現代にリメイク

羽織ものの季節到来ですが、やはり一枚あると重宝するのが墨色か黒の羽織ものだと思います。黒ならどんな色の着物にも合いますし、無紋であってもフォーマル感が出て、きちんとした印象になるかと思います。

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昭和40年代に一世を風靡した黒羽織の羽二重の反物を持っていって、京都の文字商店さんで長羽織に仕立てていただきました。本当に良かったと思います。

実はその時に用意した羽二重の反物がまるまる一着分残っています。使わないまま箪笥の中に仕舞われているのですが、そちらは被布衿コートに仕立てようかと考えています。

サンプル画像です。こんな感じの被布衿コート、大きな衿と胸の花飾りが篤姫みたいで可愛いくないですか?(笑)

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さっそく裏地も調達しました。男性の袴のような縞柄です。
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黒の羽織といえばもうひとつ、こちらも昭和時代に大流行して今はリサイクルでお安く売られている鹿の子絞りの羽織。これがまた着てみるとふかふかして着心地が良くて暖かい!

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こちらの羽織も残念ながら裄が出ないので、着用をあきらめていたのですが、どうしても着たいので袖の部分にハギを入れてもらおうと思いましてね。材料用として黒の鹿の子絞りの羽織を調達しました。

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この材料でやり繰りしてもらえば、裄だけでなく、羽織丈も伸ばせるかも? わかりませんが。

来年の課題ですね。今、仕立て直しを何枚か出していて、他にも仕立てたいもの、仕立て直ししたいものが箪笥の中にゴロゴロ。悉皆貯金、頑張らないと😅

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丹後ブルーに魅せられて

朝香沙都子さん、シーラ・クリフさんが愛用されていて有名な丹後ブルーの着物、帯、和装小物。以前からとても気になっていました。

そして決定的にハートを射抜かれたのが、椿さんが誂えられた丹後ブルーの羽織と帯。なんて美しいブルーなんだろう!

丹後まで行かないと見られないかと思っていたら、なんと丹後ブルーの小林染工房さんが23日(月)まで大阪・寝屋川で個展をなさることを知り、ワクワクしながら行ってきました。共催の、ささら着物着付け教室さんのブログです。↓

ささら着物着付け教室の三木やすよ先生とご一緒に。丹後ブルーのグラデーションのお着物と丸ぐけ帯締め。ステキ♡

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水色、空色、新橋色。昔から人気の高い美しい色にもかかわらず、退色しやすいので絹染色界では難しい色とされてきたとのこと。そこへ丹後の小林染工房さんが堅牢度が高く退色しにくい染料を開発され、鮮やかな丹後の海の色「丹後ブルー」が誕生したそうです。

購入を強いられることなく、たくさん反物を見せていただきました。丹後ブルーだけでなく柿渋織りもあります。

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小林染工房の社長さんと三木先生。小林社長の草履の鼻緒も丹後ブルーですね。

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三木先生によるコーディネートレッスンもあり、たいへん勉強になりました。

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三木先生がお召しになっている墨色の長羽織の地紋は、坂東玉三郎丈の替紋・熨斗菱。こちらも小林染工房さんで墨色に染めていただいたそうで、かっこよすぎでした。

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母へのお土産に小林社長のお母様が制作なさったミニポーチを購入しました。

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自分のお土産にはとても綺麗な兵児帯を。今回、丹後の和装小物の名門・織り屋糸りさんもいらしていて、そちらの作品です。もし同じものが欲しい方がいらっしゃったら、丹後に在庫があるかもしれないのでぜひお尋ねくださいとのこと。

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インスタグラムやってませんけど、撮影させていただきました。さすが丹後ブルー、映えます。(背景が)

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三木やすよ先生はほんわかしてらっしゃるけど、芯の強い頼もしいお方でした。きもの文化検定一級をお持ちで知識もすごい。今日もたくさん刺激を受けて帰ってきました。ありがとうございました。

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