2020年07月

宮古上布を試着してみました

コロナウィルスの第二波の猛威が衰えず心配です。一刻も早くワクチンが開発され、世界中の感染拡大が止まりますよう切に願っています。

さて、着付けの稽古を兼ねて、先日手に入れた宮古上布を着てみました。対丈、身幅狭く、裄短く、袖丈も短いです。このまま無理やり着てうろうろすると、ビリっと破いてしまいそうです。

裄は5センチ出そうです。対丈の着付けは私には難易度高いので、やはり帯下に足し布を入れたいですね。

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うわぁー、さすが宮古上布。紙みたいな、焼き海苔みたいな独特な感触。このパリパリした感じ、憧れてました(笑)

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もう一枚のストライプの宮古上布は、男性用の仕立てでした。袖付けに「人形」があります。

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普通、男性着物の「人形」は縫い閉じられているはずなのに、この着物は縫われずに開けてあります。しかも男性着物には無いはずの身八つ口もちょっとだけあって、脇から空気が抜けるような仕立てになっています。

こんなところにも琉球ならでは、南国の着物ならではの特徴を見つけて嬉しいのでございます。しかしこのままではサイズ的にも着られないので、こちらも仕立て直し必須です。


私の着物と帯の適正数


先日、連れて帰ってきたのは宮古上布だけにとどまりませんでした。葡萄唐草の八寸名古屋帯、綿と絹の米沢織の半幅帯に一目惚れでした。特に米沢織は昔、浅草の有名帯屋さんで迷ったあげく買わなかったことを、じんわり後悔してましたからね。出合えて嬉しいです。半幅帯を結ぶ稽古をしなくちゃ。

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はあああ。今年買った帯と一緒に並べてみて笑ってしまいました。茶色というか、小豆色というか、濃い紫色というか、阪急電車の車体の色(マルーン)、どんだけ好きやねん自分。似たような色ばっかりで、今年のマイブームカラーに認定ですわね。


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着物の数は増やさないように厳しく精査しているつもり(←どこが)なのに対して、帯の数はあえて見て見ぬふりをしています。だいたい70本ぐらい持っていて、いつかは50本に絞りたいと思っているのですが。

しかしながら今年、6本増やしてしまったので、さすがに収納も自分自身のキャパもオーバーブッキング気味になってきました。

なので10本ほど放流。使っていただける場に寄付することにしました。

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着物と帯の数、どんどん増えますよね。適正数というのは住宅事情やライフスタイル、着物を着る頻度によるので、本当に人それぞれだと思います。

今の状況の私なら、着物50、帯50、羽織コート類10ぐらいが適正数なのかなという気が致します(←どこが。普通に考えて多いやろ 笑)。10年後の自分はどうなってるんだろう。もっと絞らないといけなくなるんだろうか。

ついに宮古上布

昨年、佐藤チアキ先生の上布講座を受けて以来、すっかり上布の虜になってしまった私。ホンモノの見分け方も教えていただいたので、実物の上布が見たくて触りたくてしょうがない!

今日は、年に一度か二度訪問する古布の店に行ってまいりました。喉から手が出るほど欲しいけど、とうてい手が届かないと思い込んでいた宮古上布の着物をオーナーさんが奥から出してくださったので、卒倒しそうになりました。しかも二枚も。

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最初は下の柄入りだけをいただくつもりで試着してみたら、やはり私には身丈と裄が短くて対丈でしか着られなくて。もちろん仕立て直しを視野に入れているので、大丈夫。

仕立て直しする際に、帯下と袖に布を継ぐ材料用の宮古上布も欲しくて、上のストライプの着物もいただくことにしました。

ところが上のストライプの宮古上布を着てみるとこちらも対丈でしか着られないものの、砧打ちされた琉球藍が艶々と輝いていて、材料用にしてしまうのがとても惜しい。はっきり言って、こちらもこのまま着たい。

選択肢は3つ。

(1)2枚とも対丈で着る。裄は出せるだけ出してもらう。(それでも私には短い)

(2)2枚を合体させて、片身替わりなど両方を活かす形で1枚の着物に仕立て直してもらう。

(3)3枚目の上布を手に入れて、上2枚の仕立て直し用の材料として使う。

うーん。うーん。うーん。どうしよどうしよ。

今のところどうしたらいいか迷っているので、しばらくこのまま持っておきます。京都の悉皆の文字さんにも見ていただこう。人生の迷いはかなわんけど、こういう迷いなら楽しいですよね。









情報量多くて野暮ったい

今日もお友達が先生をしている着付けサークルに参加してきました。浴衣デーということで、先日夏着物として着た綿紬の浴衣を、今日は「浴衣」として着てみました。

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あれーっ? 半衿をつけず、半幅帯であっさり着たほうが、この浴衣の場合は良いのではないかと思いました。

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それに引き換え、先日の夏着物バージョンは、なんだか情報量満載で暑苦しく、野暮ったい。菊柄の着物に芭蕉柄の帯を合わせるのもおかしいし。

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文庫結びが見事に似合っておりませんが、やはりこの浴衣は浴衣として着ることにしましょう。衿もバチ衿のままでいきます!

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国際親善の一環で留学生の方々もレッスンに来られてました。私が持参した藍染めの有松絞りの浴衣を留学生の方にお貸ししたら、彼女がよく似合ってね〜。

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一瞬、この浴衣を彼女にプレゼントしようかと思いましたが、いやいやいやいや、やっとこさ手に入れた有松絞りだからね。自分自身が大切に長く着ようと思います。

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代わりにこちらの雪輪の浴衣と帯を貰っていただくことにしました。写真を見せたら気に入ってくださったようで、良かったです。




幻の浴衣との邂逅(かいこう)

先日、シンエイさんで購入した若い頃の浴衣の趣味の浴衣が届きました。こちらでございます。おー、懐かしや。いかにも若い頃の自分が好んだ色と柄行です。綿紬の差し分け注染ですね。

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当時、同じ反物を地下鉄に忘れてきてしまい幻の浴衣となってましたが、十数年後にリサイクル通販で同じ色柄の着物と出合うなんて、おもしろいですよね。


帯は茶色の羅を締めてみたけど、阪急マルーン色の麻帯のほうが良かったかな?無難なのは白い帯ですけどね。なんとなく個性的にしたくなり、今回は茶色で。


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こちらのお仕立ての柄出しが「ぶっつけ」「衿に薄い色」になっていて新鮮でした。私ならおそらく今も昔も「追っかけ」「衿に濃い色」にしてもらうと思います。が、こちらの柄出しのほうが目の錯覚で細見えするかもしれませんね。

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ところで先日椿さんが、夏着物と浴衣の違いについての記事を書かれていて、たいへん勉強になりました。(椿さん、リンクさせていただきますね)

個人的な感覚ですが、ポイントは「衿」の形状なのではないかと思っています。浴衣を夏着物として半衿つけて着たいなら「広衿」に仕立てる。逆に浴衣として着るなら「バチ衿」に。


私は手持ちのコーマ地はバチ衿、それ以外はすべて広衿にしている&したいと思っています。今年手に入れた有松絞りと上の浴衣がバチ衿なので、来年はぜひとも広衿にお直ししたいですね。

参考までに大久保信子さんの記事です。
私的には、コーマ地の浴衣だって広衿に仕立てたら夏着物として着れるんちゃうの?と思ってますが、コーマの下に長襦袢て暑っつーーーーーー💦 あかん、想像するだけで過呼吸になりそうだ。




 



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