2020年04月

大切なことは目に見えない

一日おきに、きもの文化検定の問題集を解いておりますが、もう何巡もやっているのにいまだによく間違えます。悔しいけど、若い時とは憶えが全然違う。特に漢字が覚えられなくて愕然とします。若い頃はどんな漢字でも初見で覚えられたのに。あと老眼なので文字を追うのが結構しんどい。

もしも(50か60になって時間に余裕が出来たら受検しようかな)と考えてるお若い方がいらっしゃったら、「可能ならばできるだけ若い時に受けたほうがいいですよー」と言いたいですね。私も10年前なら、たぶん今の労力の半分で覚えられたような気がするんですけど(たぶん 笑)。

でもアラカンでブツブツ言いながら問題集解いてるのも、脳の活性化になって我ながらオツなものですけどね(笑)


勉強は毎日できないのに、本は毎日読めます。15年ぶりに群ようこ「きものが欲しい!」を読んで、なんて読み応えのある本だったんだろう〜と思いました。たいへん勉強になりました。

きものが欲しい! (角川文庫)
群 ようこ


特にはっはーと感心したのが、「粋になるもならぬも着る本人次第」という項でした。一般的に粋に見えるのは、色合いが地味な紬とか柄行が縞や格子といったコーディネートだとされていますが、それは違いますと群さん。

「粋だとか粋じゃないというのは、組み合わせの問題ではなく、着る人本人の問題なのである」
「粋とは、柄とか色とか目に見えるものではない」
「今の若い人はすぐに、目に見えることで何かを表現しようとするけれども、大切なのは目に見えない部分にあるということを、わかってほしい」

なるほどその通りやわ、わたくし若くないけど全然わかってませんでした。恐れ入りました。


雇用の維持に感謝

会社から先月働いた分の給与明細が届いてました。COVID-19の影響をもろに受け早々に出勤停止になったので、3月は6割ぐらいしか働いておりません。いったいどうなるんだろう〜と思ってましたが、会社も必死でやり繰りしたのかほぼ通常通り入っていました。

ただし当然ながら残業代は無し。おまけに1月に振り込まれた半年分の通勤定期代をいったん会社に返却することになったようで、今月分の給料からゴッソリ引かれておりました💦

でもこんな国難の時にお給料がいただけるのは、本当にありがたいことです。4月はまったく働いてないので次の給料がどうなるかわかりませんが、小さな会社なのに頑張って雇用を維持してくれていて、感謝の言葉しかありません。一日も早く収束して再稼働し、業績が回復しますよう心から願っていますし、そうなりますよう私も努力したいと思います。

さて今日は写真が無いので、昨年のコーディネートを。白の本塩沢に紫地の洋蘭の九寸塩瀬名古屋帯。なんとなく菖蒲や杜若を連想させるので、今の季節に締めたくなる帯です。

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本塩沢をお友達にお譲りしたので、今年は違う着物でこの帯を締めてみたいと思います。できればこの帯を昭和でなく、令和風にコーデしてみたいなぁ。

すべらない着付

今日も再放送の朝ドラ「ひよっこ」を見て涙。泣くシーンでもないのに、このところ毎日涙ぐんでいます。

やっぱり脚本がいいんでしょうね。一話一話が立っていて、つまらない回がない。そして何より、人間の性善説に基づいてドラマが作られているんですよね。こんな不安なご時世だから、よけいに性善説が身に滲みます。


本日の着付の稽古。昨年、袷から単衣に仕立て直した焦げ茶の結城ちぢみに、端午の節句が近いので鎧威の九寸名古屋帯を合わせました。

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本麻の黒の長襦袢に、半衿はすだち柄(ライムではなく)の注染手拭い。

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麻の長襦袢、裏地のない単衣の着物、木綿の半衿。軽快で涼やかな素材ばかりで、さぞかし着付もラクだろうと思い込んでいたのですが。

それがねー、大苦戦でした💦だって着付のときすべてが全然すべらなくて引っかかるんですもん。衿の後ろも着物が沿ってくれなくて浮いております。はあああ〜、今の時期の袷の着物のことを「暑苦しい」と嫌って敬遠してたけど、やっぱり裏地が付いてるって着やすくてありがたいと思いましたねぇ。袷の着物に土下座して謝りたいです。

以上、本日のすべらない着付でございました。

ババアの野望は

ステイホーム週間に再読しようと自宅の本棚から着物本の一部をピックアップしてきました。昔から着物本が好きで、集めていた時期がありました。

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たいがいの着物本は読んでいると思い込んでいたのですが。

若い方に大人気の着物スタイリングアドバイザーうさぎ小町さんが、「着物本・雑誌オススメ10選!」をYouTubeで紹介されていたので拝見してみたら。



なんとまぁ10冊のうち、私が読んだことあるのは2冊しかない!すごいジェネレーションギャップ。全然付いていけてない。はあああ〜改めてババアになったことを再認識!(笑)

でもババアなりに野望を抱いて・・・背中を見せて歩きたいと思います。若い人たちから「あのおばあちゃん、普通の着方で着物も地味だけど、なんか垢抜けてるよね」と思ってもらえるようになりたいなぁ。








コンプレックスにさようなら

今さら何をと笑われそうですが、「うそつき長襦袢+替え袖」を用いれば、どんな裄丈でも対応できるという便利さを初めて体感して、感無量。

これさえあればお直ししたり、袖をつまんで縫い留めなくても、即着られる着物がグーンと増えました。ええ、私にとっては世界が拡がったのです。大袈裟ですけど、長年自分を縛っていた固定観念から自由となり、大海に放たれた気分なんです。

さよなら、私の裄コンプレックス!着物が短くたって、もう平気だい!(笑)

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着物のしつらえについて、まだまだ自分は知らないことが多いと思いました。なのでいろいろ試してみたくて、うそつき半襦袢(絽衿)ステテコも注文してみました。(ゴム付きメッシュ前板も)


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和装用ステテコ、各社からいろんなタイプが出ていてお値段もさまざまで迷います。なので、まずはこちらのリーズナブルなタイプで自分に合うかどうか試してみようと思います。




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