2020年01月

「麒麟がくる」の衣装が楽しみ

久しぶりの戦国時代劇、大河ドラマ「麒麟がくる」の初回を楽しく視聴しました。まず異色だなと感じたのが主人公がいきなり青年だったこと。大河ドラマのコアな視聴者は実は小学生で、彼らが感情移入できるよう子ども時代から描くのが脚本のセオリーだと聞きました。でもそれも昔の話なのかな。今の小学生は忙しいので、ゆっくりドラマを観る余裕がないのかもしれません。

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さらに目をひいたのが一人一人の俳優さんがまとっている衣装の色彩のなんと華やかでビビッドなことよ。主演陣のみならず、エキストラの隅々の人まで色彩豊かなので驚きました。ここまで出来るなんて衣装担当は黒澤和子さんとか有名な人なんだろうなーと思っていたら、やっぱりそうでした。


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黒澤さんは「戦国時代は日本の歴史の中でとても派手な色が使われた時代です。オスの孔雀がカラフルな羽を広げて自分をアピールするように、戦国の武将たちも原色など派手な色彩を好み自分たちをアピールしていました」とおっしゃっています。庶民の服装までカラフルなのは多少デフォルメが入ってるだろうけど、黒澤さんのことだから抜かりなく時代考証を押さえてらっしゃるはずで、私にとってきもの文化検定に向けての勉強にもなりそうです。

あと、この時代の衣装に私が興味津々な理由がもう一つ!本の歴史の中でもとても派
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還暦に向けて留袖を仕立てたいと考えておりますもので、今から緊張している私にとっては(おひとりさまの留袖計画)留袖の裾模様が戦国絵巻なので、戦国時代の装いがすごく気になります。は〜、ドキドキ。

気に入った黒革の長財布

新しい年になり、お財布を新調された方もいらっしゃるかと思います。少し前まではカードがたくさん収納できる長財布を持つ人が多いように見受けられましたが、キャッシュレス時代の到来と共にお財布が小さくなっているようですね。二つ折りや三つ折りのミニサイズが流行しているみたいです。

私自身はここ数年、菱屋カレンブロッソの西陣織の長財布を愛用。軽くて薄いのにカードが24枚も入るし(ポイントカード持たないので数枚程度しか入れてないけど)お金の出し入れもスムーズでとても気に入ってます。

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いろいろな柄の中で、一番好きなのが下の濃紺の荒磯で、今使っているのが二代目。次もこの柄にしたいと考えていたのに公式オンラインショップを見たら売ってないんですよ。もう廃盤になってしまったのかな?(涙)

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使い込みすぎてとうとうファスナーが壊れてしまったので、大阪市内の菱屋の本店に買いに行こうと思いましてね。荒磯が無ければ、他の柄でもいいので。

新調するまでの間、亡父の書斎の引き出しの中から見つけた黒革の長財布を使わせてもらうことにしました。ブランドのロゴからして古めかしい品よね〜。でも綺麗に使っていたようで、破れや傷はありません。

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ところがね〜、最初は「つなぎ」として暫定的に使うつもりだったのですが、めちゃくちゃこの財布が気に入ってしまったんです。写真ではうまく伝わらないかもしれませんが、とにかく革が柔らかくて手のひらにピタリと吸いつくような心地良さ。

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カードは12枚しか入りませんが、他の収納スペースが充実していて、使い勝手が良い。しかも軽くて薄くてスマート。手に持つと心が落ち着き安らぐ感じ。お金の出し入れも丁寧になったように思います。

ひょっとして幸運を呼ぶ財布かも⁈と淡い期待を抱きつつ、遺してくれた父に感謝しています。末長く大切に使いたいと思います。




羽織沼から抜け出せない

昨年一年間は長着よりアウターを強化しようと、羽織や道行を集めてまいりました。集めるだけ集めておいてとっ散らかっているので、未仕立て、サイズ直し必要な物を含め、ちょっとアタマの中を整理してみます。

道行が三枚。意外にも一番使いやすくて一番好きなのが、母のお下がりの昭和の朱色です(左)
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黒絵羽の長羽織。左は袷、右は単衣。
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秋冬に重宝する絞りの羽織。裄だけ出すか、長羽織に仕立て直すか、どうしましょう。
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おしゃれ着。椿の羽織(中央)とアンティーク羽織(右)は裄出し必須。
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大好きな深緑系。左は未仕立て、右はアンティークの錦紗長襦袢を羽織にリメイク予定。どちらも仕立てたい!
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フルレングスのちりよけ兼雨ゴート。考え抜いた末、ポリエステル紗で仕立てましたが、実際に着用してないので着心地がわかりません。蒸し暑くなく使い勝手が良ければ、右の色柄違い(ポリエステル紗)も仕立てたいです。
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こう眺めてみますと、春から夏にかけての薄物の羽織がありませんね。レース羽織を、できれば白っぽいのと濃いのが欲しいと思ってしまいます。帯沼→着物沼→羽織沼。一向に抜け出せない💦



本場大島紬の振袖にときめく

今年の龍郷町の成人式のお写真を見て、胸がキューーーーン♡となりました。奄美市笠利地区と龍郷町の新成人の大島紬着用率が80パーセントを超えたそうです。男の子も女の子も地元愛に溢れてなんてかっこいいんだろう!お着物もシックで大人っぽくて本当に素敵。(写真は奄美新聞社より)

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あまりに素敵なので、以前自分が書いた
【妄想】孫娘に振袖を買うならという考えをあっさり改訂します。そう!もし私に孫娘がいて、振袖をつくってあげることになったら「大島紬にしなさい」と真っ先に提案したいと思います。いや、結城紬でも、牛首紬でも、上田紬でもいい、紬の振袖を着てくれるなら、おばあちゃん金に糸目はつけませんと。完全に自分の趣味入ってるな〜(笑)

というわけで今日の着付の稽古は泥大島紬にしました。茶色の紬は落ち着くので、本来の自分を取り戻した気分になります。帯締めも帯揚げも焦げ茶。

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新年なので百人一首の九寸帯です。

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最近、袋帯ばかりだったので(名古屋帯なんてへのカッパだろう)と高をくくっていたら、ご覧の通り。やっぱり慢心はいけませんね。


柄on柄の化学反応

深緑の総柄小紋と共にネットで購入したのが、下のアンティークの羽織です。小紋は衝動買いでしたが、羽織のほうは半年悩みました。だって派手やもん。羽織に派手無しとは言われてますが、果たして自分に着こなせるかどうか未知数でした。

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グレーの江戸小紋や無地の紬に合わせるつもりで買ったのです。なので総柄小紋の上に羽織ってみたのは、あくまでサイズ確認のためでした。こんな柄着物に柄羽織、うるさすぎて私にはとても無理!さぞかし満艦飾のキテレツコーデになるだろうと予想していたのですが。

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アレッ⁈  意外に馴染んでいる? ガラガラなのに、着物と羽織の柄が喧嘩せずうまく棲み分けている感じがしました。

それに派手な着物に派手な羽織を合わせると、お互いが牽制しあうのか(笑)全体的におとなしく見えるのはどういうこと⁈ 予想外の化学反応でした。着物って不思議ですねぇ。

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大冒険の買い物でしたが、地紋も麗しくどっしりと重みのある良い生地で買ってよかったです。こちらの羽織も袖丈と裄を直したいと思います。

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