2019年11月

メガネのせいで着物を嫌いにならないで

先日ニュースを見てますと、女性がメガネをかけて就業するのを禁じている職場があることを報じてました。おもに着物が制服の和食店に多いらしいのですが、笑止千万です。

禁止の理由に「メガネが落ちて異物混入する」「メガネ越しにお客様を見るのは失礼」などと屁理屈を並べてますが、それなら男性も禁止にしないとおかしいはず。和食店で着物を着て働く女性に、日本酒のCMみたいにお酌してくれそうな女優さんの幻想を重ねたいのかな?

まぁ、そんなことにいちいち目くじら立てずに、着物にメガネ普通にかけてます。だって見えないんだもん。

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かくいう私も最初は「着物にメガネ、違和感あるかな? 変かな?」と気にして着物の時だけコンタクトレンズ入れてました。でもそれが苦痛でね〜。このままだと着物が嫌いになると思ったので、コンタクトはやめました。

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もちろん、着物にメガネは美的観点からちょっと・・・と考える女性もいらっしゃるのは当然。各人の事情と嗜好で、メガネをかけようがかけまいがそれぞれの自由でいいと思います。

しかしながら、もしメガネのせいで着物を着ることにハードルを感じている女性がいるのなら「全然そんなことないですよ!!!」と声を大にして言いたい。礼装でも訪問着でも胸を張ってメガネをかけていいんですよ!着物に合うエレガントなメガネを探すのも楽しい着物ライフのひとつだと思います。


カッコよさを狙うと逆にカッコ悪くなる

「ふだん着物辞典」のhiroさんが、着物初心者の男性向けに書かれたアドバイス記事を興味深く拝見しました。(記事をリンクさせていただきますね)



hiroさんが着物初心者の男性に提唱しておられる項目は以下の通り。


1.  基本は紺、グレー、黒、ベージュしか着ない。
2.カラーを基本1つに統一。
3.着物、羽織は基本無地。
4.  他の色・柄を入れていいのは小物のうち1つだけ。
5.帽子、シャツ、靴を使わない。


なるほど勉強になります。確かに「やらない」ほうが女性ウケするように感じますし、個人的にも好ましく思います。(男性が着物に帽子、シャツ、靴を合わせるのは好きですが)

そしてhiroさんの記事で、もっとも私の心に刺さったのが、

男のファッションの難しさは「カッコよさを狙うと逆にカッコ悪くなる」こと。

という一文です。アチャー!!!男性ちゃうけど思わず、自分自身に置き換えてしまいました。

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2年後、還暦になった暁には黒留袖を着たいと夢を描いておりますが(おひとりさまの留袖計画)けっして私が背伸びして樹木希林さんを狙いますまい。樹木希林さんのスピリッツに敬意を表するのはいいけれど、アバンギャルドの素地のない私がいきなり樹木希林さんを狙うと撃沈すると思いますのでね(笑)

自分の個性で堂々と着よう。

究極の野暮アイテム

薬局で強壮剤のサンプル(男性向け笑)をもらって捨てるのもナンだと思って飲んでみたらば、今日はえらい元気でしたわ。仕事がサクサク進んで、いつもの二倍動けました。仕事から帰宅すると大抵はぐったりして何もする気が起こらないのですが、今日は元気で着付けの稽古までしてしまいました。強壮剤おそるべしです。

寒くなってきたので暖色を身に付けたい気分でした。納戸色の鴛鴦(おしどり)の付下げに蘇芳色の華紋の袋帯。

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半衿を白に付け替えず、色半衿で着てみましたが、このコーデの場合は白が良いと思います。

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道行も蘇芳色。暖色を着ると寒さから護られているような気がして、安心感があります。

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私は粋より、やや野暮のほうが好きです。暖色の道行は究極の野暮アイテムなので、粋に過ぎると感じたら暖色の道行でバランスを取り戻します。

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寒い時期はアウターの印象が一番残るので、長着よりも羽織るものに力を入れるべきかもしれません。道行、道中着、羽織の中で、携行するのに一番扱いやすい(簡単にコンパクトに畳める)のが道行だと思う。道行のそんなところも好きです。


おひとりさまの留袖計画

久しぶりにヤフオクを眺めておりましたら、一枚の未仕立ての黒留袖に目が留まりました。(黒留かあ〜、おひとりさまの私には一生縁がない代物だわい)といったん画面を閉じたのですが。

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ちょっと待って。この手描きのお侍さんたちの顔、なんだかとても懐かしい感じがする。幼い頃、母が手作りしてくれた絵本の登場人物たちの顔にそっくり!このヘタウマなタッチ、まるでお母さんの絵そのものじゃない!

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迷いましたが、心の琴線に触れる捨てがたい魅力を感じて、とりあえず材料用でキープしておこうと落札しました。二千円でした。

落札した後、この黒留袖をどうリメイクしようかいろいろシュミレーションしたのですが、自分の本心は「黒留袖として着てみたい」というものでした。合わせる帯も、先日手に入れた威毛錦の袋帯とピッタリなのではないかと。

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しかしながら独身の私には黒留袖を着るようなシチュエーションが無い。私の立場で、結婚式列席に黒留袖を着るのは非常識だよね?

でも樹木希林さんみたいな柔軟な発想で、お祝いの会などここぞという晴れの場で第一礼装の五つ紋の黒留袖(振袖)を着るのも素敵じゃなあい?

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幸い、私が選んだ黒留袖の裾模様はあっさりした手描きの戦国絵巻で、金彩銀彩がゴージャスに施された格調高い吉祥文様ではないので、いかにも結婚式という雰囲気ではない。

といろいろ考えまして、おひとりさまではありますが来るべき還暦に向けて、自分への記念品に黒留袖を贈ることに決定しました。二千円だけど(笑)

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仕立てるにあたって私の希望がもう一つ。染め抜き日向紋を五つ紋でつけるのは勿論ですが、問題はその紋の大きさ。私は昔から、落語家の桂あやめさんみたいに大きめの紋をつけてみたいと憧れているのです。

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色無地に大きな染め抜き五つ紋、かっこいいなぁ〜と思いましてね。紋そのものが意匠になるよね。

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ご本人にお尋ねしたら、「船場センタービルで色無地の反物を買って紋を染め抜いてもらったことあるけど、着物より紋の加工代のほうが高こついた」とのこと。そりゃそーだ(笑)

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大きな紋は落語家だからでしょと思われる方もいるかもしれませんが、紋を入れる位置は決まりがあっても紋の大きさに決まりは無いそうです。一般女性が大きな紋にしてもルール違反ではない。

それに女性の紋が、現在よくある小さな紋になったのは第二次世界大戦以降のことで、それまでは大きいのが普通だったそうです。戦前のアンティーク着物についてる紋は大きいですもんね。

ということで、来年の楽しみができました。



11月15日はきものの日

もうすぐ「きものの日」ですので、アプリで遊んでみました。地味な表紙だなー。

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いつかの結城縮に木綿のイカット帯。今日はこのイカット帯を使って着付の稽古をしてみたのですが。

うっ、帯が短くてお太鼓つくるにはちょっと足りないじゃん!どーゆーこと⁈

実はこの名古屋帯、リサイクルで購入してから初めて締めた時、かなり長かったんですよ。長すぎる帯も締めにくいので、自分にぴったりサイズの別の正絹名古屋帯と寸法を合わせて、手先を40センチほど切ったんですね。これでバッチリ締めやすくなるだろうと。ところが実際締めてみると今度はえらい短くなってギリギリで焦りました。この時はてっきり自分の着付の技量のせいだと思いこんでいたのですが。

再び今日締めてみて、やっぱり寸法が足らないと確信する。わーん、40センチも切らんかったらよかった💦 仕方ないから、再び手先を15センチ足して縫いましたが、柄合わせまでようしませんでした(泣)

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しかし、おかしいなぁ。40センチカットした時、確かに寸法的にはマイサイズの帯になったはずでしたのに。正絹帯と木綿帯では布の伸縮率が違うのかな?

それぞれの素材の特性、個体差に注意が必要ですね。勉強になりました。


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