2019年04月

無駄なく繰り回してスッキリ

お直しやお仕立てをお願いする着物を持って、京都の悉皆の文字商店さんに行ってまいりました。文字さんのブログです。


前記事に書いた「お願いしたいこと1〜5」に加えて、以下もお願いしてきました。


お願いすることその6。片貝木綿の反物の水通しとお仕立て。

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お願いすることその7。本麻の夏帯のお仕立て。

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とにかく文字さんは話が早い。今回7点お願いしてきましたが、トントントンと話が進んで一時間以内で打ち合わせが済んでしまいました。どんなことでも受けとめてくださり、アイデアを出してくださいます。以前にも書きましたが「否定」がない方なんです。それだけ優秀なブレーンをたくさん持ってらっしゃるんでしょうね。着物の名プロデューサーだと思います。


実は、ひょっとして材料で使えるかもしれないと思い、以前に十日町紬を袷から単衣に直した時にはずした胴裏と八掛二着分も持参したのですが。(写真右)

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今回、羽織のお仕立て一点と八掛交換二点をお願いした際、当初は文字さんのところで胴裏と八掛を購入させていただくつもりだったのです。が、私が持参した材料をご覧になった文字さんが「胴裏も綺麗だし、八掛の色も合うし、これを全部使えばいいじゃないですか!」とご提案してくださいました。


おかげで余っていた材料を無駄なく繰り回すことが出来て、スッキリして気持ちい〜い!出費も抑えられて感謝です。


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ピタリとはまる快感。繰り回しは着物の醍醐味だとつくづく思った次第です。ありがとうございました。




ギャアッと叫びたくなる八掛

10連休の初日は寒かったですね。暖房入れたり冷房入れたり、めまぐるしい日々。


サービス業の私は通常通り仕事です。3日しか休みがありません。連休中の唯一の楽しみは京都の悉皆の文字さんを訪問すること!やっと伺うことができます。


お願いすること  その1。ポリ紗の反物で対丈の雨ゴートを仕立てていただく。

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お願いすること  その2。千切屋の仮絵羽の羽織を袷に仕立てていただく。

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お願いすること   その3。泥藍大島紬の八掛交換、赤→色は未定。

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お願いすること   その4。ギャアッと叫びたくなる(笑)激しい色の八掛を落ち着いたグレーに交換。

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お願いすること   その5。イエローの色無地のシミ抜き。なんと上前の目立つ場所にシミがある!

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他にも何点か持っていく予定で楽しみにしています。

鴛鴦(おしどり)の付下げに藤の袋帯

先日、平置きコーデを考えてみた鉄錆御納戸色の鴛鴦(おしどり)の付下げを着てみました。今の季節にかなった装いにするべく、藤の袋帯を締めました。


いよいよ袷も暑くなってきましたね。

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帯揚げは白。帯締めも白・・・にしようと思ったのですがマンネリなので止めました。暖色系の彩りがあったほうがいいと思い、マゼンタにしてみました。ちょっときつかったかな。もう少し淡いピンクのほうが春らしいかもしれません。


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病み上がりにしては着付けがスムーズにいって喜んでいたのですが、お太鼓の折れ線が残念でした。次は手先を短く取って折れ線が出ないようにしよう。(しかも前帯の下から腰紐が出ていました   笑)


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今日は近々、着る予定の長襦袢に半衿を付け替えました。ずっと白衿派で来ましたが、引き算コーデはとりあえず置いといて、初めて色物の半衿にチャレンジします!  


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濃紺のゼブラ柄の半衿と丸ぐけの帯締めはお揃い。せんりさんの作品です。



私に似合うかな?  ドキドキしています。

続・10代より50代のほうが綺麗な女(ひと)

昨日より時短勤務で仕事に復帰しています。今回、幸いにしてCT検査では脳内に異常がなく、痛みも徐々に薄れてきましたが、転倒の恐怖だけは忘れられないし、忘れたくないです。今まで健康体で来たから、自分は大丈夫だと過信して調子に乗ってたかも。穏やかで平凡な日々が奇跡であることを、改めて肝に銘じたいです。


そんな時に飛び込んできた岡村孝子さんの病気休業のニュース。辛いですね。同世代として他人事とは思えません。治療が順調にすすみ、快癒されることをお祈りしています。


岡村さんといえば、以前「あみん」について、こんな記事を書きました。


10代より50代のほうが綺麗な女(ひと)


ひゃー、「地味でぽっちゃりしたほう」とか「逆転した」とか、好き放題なこと書いてますねぇ(汗)


でも本当に加藤晴子さんは劇的に変わったと思います。年齢を重ねて大化けしたと表現しても良いでしょう。彼女が大化けしたのは痩せたのもあるけど、一番大きいのは表情が豊かになったことだと思います。いったん芸能界を引退してOL〜主婦という普通の道を歩んでこられて、この生き生きとした華のある表情!よほど充実した人生を歩んでこられたんだろうなぁ〜と想像します。きっと岡村さんもそんな加藤さんのことを誇りに思ってらっしゃるはず。


そして改めて驚くのが、岡村孝子さんのピュアなイメージが10代からまったく変わらないこと。誰も岡村さんのことをおばさんと呼ぶ人はいないでしょう。これこそ奇跡、永遠の女子大生ですわ。


さまざまな刺激を私にもたらせてくれる「あみん」のお二人。再びお元気な姿でステージに立たれる日を心からお待ちしています。







私の着物コーデの考え方

裄出しをしてマイサイズになった手描きの鴛鴦(おしどり)の付下げで着付けの稽古をしたかったのですが、まだ身体が痛くて叶わず。代わりに今日はコーディネートを考えてみました。


鉄錆御納戸色というのでしょうか。緑がかった暗い青。好きな色です。


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真っ先に浮かんだのは、四季花の膨れ織の名古屋帯。ダークカラーに白の帯はテッパンだし、無難ですよね。帯揚げは鴛鴦から色を拾ってオレンジ、帯締めは引き締めカラーの茄子紺で。


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季節花の帯を合わせて「枝垂れ桜に鴛鴦」「牡丹に鴛鴦」「藤に鴛鴦」というのもテッパンですが、それは次の機会に。


今日はなかなか出番がない、糸巻きをモチーフにした塩瀬の染め帯を取り出してみました。チョイ野暮で気に入っている帯です。


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まずはマゼンダのほうを。御納戸色の補色(反対色)がマゼンダなんだそうです。なんか昭和っぽいベタなコーデになりそうで気が進まなかったのですが、なかなか可愛いですね。色数が増えないように帯揚げを白、帯締めをマゼンダにしました。


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そして御納戸色の着物に御納戸色の帯という同色系コーデ。帯揚げをブルーグレー、帯締めを白。はい、こちらも色数を抑えています。


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着物のコーデを組み立てる時、いつも念頭に置いてしまうのが「余分な色が入ってないか」「もっと引き算できないか」「どうしたらスッキリするか」という考えなので、ワンパターンでつまらないかもしれません。正直言うと、帯揚げも帯締めも白が一番良いと思ってるぐらいです。


盛るという思考はないですね。着物コーデは物足りないところで抑えます。なぜなら着る人間(私)の容貌が充分個性的なので(笑)



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