お直しやお仕立てをお願いする着物を持って、京都の悉皆の文字商店さんに行ってまいりました。文字さんのブログです。
前記事に書いた「お願いしたいこと1〜5」に加えて、以下もお願いしてきました。
お願いすることその6。片貝木綿の反物の水通しとお仕立て。
お願いすることその7。本麻の夏帯のお仕立て。
とにかく文字さんは話が早い。今回7点お願いしてきましたが、トントントンと話が進んで一時間以内で打ち合わせが済んでしまいました。どんなことでも受けとめてくださり、アイデアを出してくださいます。以前にも書きましたが「否定」がない方なんです。それだけ優秀なブレーンをたくさん持ってらっしゃるんでしょうね。着物の名プロデューサーだと思います。
実は、ひょっとして材料で使えるかもしれないと思い、以前に十日町紬を袷から単衣に直した時にはずした胴裏と八掛二着分も持参したのですが。(写真右)
今回、羽織のお仕立て一点と八掛交換二点をお願いした際、当初は文字さんのところで胴裏と八掛を購入させていただくつもりだったのです。が、私が持参した材料をご覧になった文字さんが「胴裏も綺麗だし、八掛の色も合うし、これを全部使えばいいじゃないですか!」とご提案してくださいました。
おかげで余っていた材料を無駄なく繰り回すことが出来て、スッキリして気持ちい〜い!出費も抑えられて感謝です。
ピタリとはまる快感。繰り回しは着物の醍醐味だとつくづく思った次第です。ありがとうございました。