最近、立て続けに知り合いの訃報が届いて傷心しています。亡くなったお二人の女性は長年、母上の介護をなさっていました。どちらも、お母様を見送られた直後にご自身の病が発覚して、気付いた時には手遅れだったというパターンでした。親の介護に必死で、自分の体調については後回しになっておられたのでしょうね。哀しくて仕方ありません。
今回、先人が身をもって教えてくださったのは、身体の痛みを軽く見ないということ。中年期以降になると腰が痛いだの、脚が痛いだの、身体のどこかが何かしら痛いものですが、その痛みの原因が整形外科の範疇なのか、あるいは内臓に重大な疾患を抱えていることのシグナルなのか、できるだけ早く正確に見極めることが肝要なんですよね。
身体のことに関しては、私は怖がりでいたいです。毎日の自分の体調に敏感でありたい。少しのシグナルも聞き逃さないように、地に足をつけて平常心で落ち着いて暮らしたいです。まぁ、毎日いろんなことが起こって心乱れることも多々あるから、なかなか難しいんですけどね。
気持ちを落ち着かせるために、本を購入しました。染織研究家の木村孝さんの絶筆の書『 衣の声 〜きものの本流を見つめて 』です。木村孝さんを指針と仰ぐ着物愛好家さんが大勢いらっしゃって、私も一度拝読してみたかったのです。今回初めて読み、きものの本流がよく理解できましたし、寛大で凛とした先生のお人柄も素晴らしく、まことに尊敬できる方だと思いました。
木村孝先生の印象に残った一文を。
若い人がきものを着ていると注目されます。姿勢よく自信を持って堂々と歩くこと。
「きものに着られる」とは衣服のほうが目について、着ている人の印象が薄い場合で、きものに負けてはいけません。「何の模様だったか覚えていないが、とても美しく感じの良い人だった」と言われたいではありませんか。
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今回、先人が身をもって教えてくださったのは、身体の痛みを軽く見ないということ。中年期以降になると腰が痛いだの、脚が痛いだの、身体のどこかが何かしら痛いものですが、その痛みの原因が整形外科の範疇なのか、あるいは内臓に重大な疾患を抱えていることのシグナルなのか、できるだけ早く正確に見極めることが肝要なんですよね。
身体のことに関しては、私は怖がりでいたいです。毎日の自分の体調に敏感でありたい。少しのシグナルも聞き逃さないように、地に足をつけて平常心で落ち着いて暮らしたいです。まぁ、毎日いろんなことが起こって心乱れることも多々あるから、なかなか難しいんですけどね。
気持ちを落ち着かせるために、本を購入しました。染織研究家の木村孝さんの絶筆の書『 衣の声 〜きものの本流を見つめて 』です。木村孝さんを指針と仰ぐ着物愛好家さんが大勢いらっしゃって、私も一度拝読してみたかったのです。今回初めて読み、きものの本流がよく理解できましたし、寛大で凛とした先生のお人柄も素晴らしく、まことに尊敬できる方だと思いました。
木村孝先生の印象に残った一文を。
若い人がきものを着ていると注目されます。姿勢よく自信を持って堂々と歩くこと。
「きものに着られる」とは衣服のほうが目について、着ている人の印象が薄い場合で、きものに負けてはいけません。「何の模様だったか覚えていないが、とても美しく感じの良い人だった」と言われたいではありませんか。
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