2017年09月

皇室御用達の草履屋さん(訂正、追記あり)

大阪ローカル、しかも50歳以上の方しかわからないかもしれませんが、その昔、大阪を代表する高級老舗草履店として、心斎橋の「てんぐ」と「おき宗」が双璧をなしていたと記憶しています。両店とも残念ながらすでに廃業なさっています。

私も初めて自分で買った草履が「てんぐ」のクリーム色のエナメル台でした。憧れてましたからね。



しばらく草履を新調してないので事情に疎いのですが、大阪でのトレンドは、やはり「ちぐさ」さんか、カレンブロッソの「菱屋」さんでしょうか・・・。

と思いきや、調べているうちに、大阪日本橋の御蔵跡(おくらと)通りという一角が、老舗の草履問屋街(はきはきタウン)だということがわかりました。ああ、今ごろになって知るとは、なんたる失態、不勉強でした。

しかもですね、その「はきはきタウン」では、誓文払いと称して、年に一度、毎年10月の第4金曜と土曜に商品が50〜80パーセントオフになる、大バーゲンセールを開催しているらしいのです。

過去の誓文払いの様子を紹介なさっているブロガーさんの記事です。リンクさせていただきます。

ねこときもので日々徒然
「日本橋はきはきタウンの誓文払い」

ひぐちゃんのお遊びBlog
「はきはきタウン誓文払い〜♪」

ね、めちゃくちゃ楽しそうでしょ!今年は10月27日と28日ですよ。これはなんとしてでも行かなくっちゃ!

特に興味津々なのが、「菊之好(きくのこのみ)」さんの高級お草履!なんと皇室御用達なんだそうです。大阪に住んでいながら、どうして菊之好を知らなかったんだろう・・・うう、悔やまれる。

こうなれば、当日は菊之好の草履(Lサイズ )の一点狙いでガンバロー!と心に決め、さっそく店舗情報を検索してみたら・・・。



ええええ〜っ!閉業? ショックぅ〜(涙)

考えてみたら、着物業界が厳しいと言われてる昨今、同じように草履業界だって厳しいはずですよね。老舗がどんどん無くなっていくのは淋しい限りです。

(10月13日 訂正と追記)

インターネット情報を鵜呑みにして、菊之好さんが閉業なさったと書いてしまいましたが、閉業どころか新社屋に移転され、ますますご盛栄に営業なさっているそうです。ここに訂正とお詫びを申し上げます。


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伊勢型紙について教えてもらってきます

私が着物が好きになったきっかけは竺仙の浴衣でした。当時東京に住んでましたので、日本橋小舟町の竺仙さんにしょっちゅう通って、浴衣の反物を見せてもらってました。

浴衣に続いて、初めて自分で誂えた着物も竺仙の江戸小紋でした。(帯も竺仙)遠目には無地に見えますが、実は精緻な手仕事の型染めで贅沢な着物です。

ご存知のように江戸小紋に紋をつけると訪問着と同格になるので、この着物には一つ紋をつけてもらっています。



もともと武士の裃(かみしも)がルーツの江戸小紋ですが、型紙の多くは伊勢で作られたものなんだそうです。1200年の歴史ある伝統工芸品の伊勢型紙には「神宿る手」を持つ六谷梅軒氏、南部芳松氏、中村勇二郎氏の三人の人間国宝(重要無形文化財技術保持者)がいらっしゃったそうです。型は永遠に後世に残ります。鬼籍に入られたのちも、型紙を通してお三人の彫刻の技を感じることができるなんてロマンを感じます!

おかんさんのブログでもご紹介なさっていた通り、伊勢型紙国宝三人衆についての講演会が京都で開催されます。

おかんさんのブログ
国宝三人衆のお誘いがありました

今、羽織のお仕立てをお願いしている文字さんのお店が会場ですので、会期中にぜひ私も伺いたいと思っております。

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まさかの戦力入り

小さな柄の総柄小紋、紗綾形の地紋入りの綸子。昭和のホームドラマで娘役(水沢アキさんとか 笑)が着てそうなテラテラとした光沢。どう見ても苦手な着物を好きになれるかどうか、コーディネートしながら考えてみました。

苦手な着物を好きになれるか

最初は色味的に合いそうな手描き塩瀬の帯を選んでいました。が、色は合うものの、綸子の光沢に負けるのではないかと・・・。



やはり光沢には光沢を。綸子が放つパワーと釣り合う帯ということで、思い切って金糸が入った袋帯を合わせてみました。帯揚げはクリーム色の丹後ちりめん、帯締めは海老茶の道明冠組。



金糸が入っていても六通柄ですし、柔らかいので、洒落袋帯にカジュアルダウンできる帯だと思っていますが、どうでしょう。ん、意外と良いのでは?と思いました。



正直、この着物は自分にはどうしようもないと100パーセントあきらめていたので、すでに貰ってくださる方のお顔も思い浮かべていたのです。

が、この帯を合わせて急転直下、(いけるかも・・・)と考えが変わりました。



着物と帯の質感(パワー)が釣り合う、八掛と帯の色がリンクする、着物にも帯にも蝶々がいる、といった偶然が吉と出ました。

おまけに丸洗いする前は短かった身丈と裄が、きちんとプレスしてもらったおかげで伸びたのか、お直し不要のマイジャストサイズになっていました。シンデレラか(笑)



初めて袋帯にも挑戦しましたが、なんとか出来ました。

まさか、まさかの結果でしたが、この着物は戦力入りさせることに決定しました。雨の日用にしたいと思います(← 着るのか?)

やはり着物はきちんと帯を合わせて着てみないと畳んだままではわかりませんね。今回は帯が持つパワーに助けられました。

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苦手な着物を好きになれるか

実家の柳行李から発掘した古い小紋。点検してみたら、どうやら身丈と裄は出せるみたい。

でもな〜でもな〜、こういう総柄で小さな柄の小紋、苦手なんですよね。地紋つきの綸子で光沢があるのも苦手。無地着物に派手帯を合わせるのが常套手段の私には、このうるさい小紋にどんな帯をあわせたらいいのかわからなくて、パニクってます(笑)

とりあえず丸洗いに出して、きれいになって帰ってきました。



まぁ、無難なのは黒の帯でしょうね。明日は出掛けないのでコーディネートを考えてみよう。

うーん、好きになれたらいいのだけど・・・。

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カジュアル着物に軽い帯

月曜なので着付けの稽古をしました。もう9月も終わりだから今年最後の単衣になるのかな。手抜きで長襦袢はカットしました。

カジュアルな着物には軽い帯が釣り合うだろうと思い、軽い帯で!(格だけじゃなくて、重量も軽い)



えっと、有栖川ですね。白地でスキッとして合わせやすいです。ただ、帯が短くて、胴に一巻きしか出来ないんですよ。



海松色の帯揚げ、海老茶の帯締めを合わせたことは気に入ってます。着物の雰囲気と合ってると思う。



そしてもう一本、幾何学模様の軽い帯を締めてみましたが、これしか写真を撮れなかった・・・。なかなかおもしろい帯です。



今日は時間ができたので、春に通っていた着付け教室に遊びに行き、お稽古風景を見学させてもらいました。みんな袋帯、二重太鼓を締めてました。「名古屋帯持ってないんです〜、袋帯ばっかり」という人が多くて意外に思いましたが、やはり呉服屋さん系列の教室ではそうなるのかもしれませんね。

私も二重太鼓にチャレンジしよう。

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