先日、salon de 喜-KIKI-さんの樋口コレクション展に伺ったときも、最近気に入っている白地の春秋柄の小紋を着ていきました。小紋はあまり興味無かったし、この着物も以前はピンと来なかったけれど、なぜか着てると褒められるので。意外性がウケるのかもしれません。

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この日の帯は今河織物・木屋太の真っ赤なしゃれ袋帯です。夏の終わり頃から、暖色や赤系の帯が締めたくてたまらなかったのです。

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赤い帯って、昭和の古くさいイメージがついてる気がして私は敬遠していました。赤い帯は若い娘さんが締めるもので、大人女性には若すぎて恥ずかしいと。だからずーっと赤は避けてきたのですが、それもなんだか残念な話でね。

そんな時に出合ったのが今河織物・木屋太の風通織のしゃれ袋帯! インパクトの強い真っ赤な帯なんですけど、経糸と緯糸の色を替えて2色で織っているので、ベターッとした赤ではなく奥行き、ニュアンスがある赤なんですよ。

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昭和の価値観で作られた赤ではなく、平成、令和の赤だと思います。現代を生きる大人女性に相応しい赤い帯ではないかな。

帯端には「木屋太」の他に、染色作家の皆川泰蔵の「泰」の落款が織られています。皆川氏の「日本の民家」シリーズを写した帯ですね。

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この日の午後、半年ぶりにKIMONO CLUB(着付け教室)にも参加することができたので、いったん着物を脱いで一からお稽古しました。その時に帯を替えて、同じ木屋太のモスグリーンのしゃれ袋帯を締めてみました。

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うーん、やっぱり渋い色は気持ちが落ちつきますね(笑)

テンション上がる赤い帯も好き! 平常心を保てる渋い色も好き! どちらも大好きです。


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