早くも梅雨明けした地方もあり、今夏も猛暑のようで先が思いやられますね。着物好きとしては暑さ対策を万全にして、できるだけ涼しく着物を着たいと願うのですが。

その暑さ対策の妙案として、お着物を着慣れてらっしゃる方が、着付けをした後、伊達締めを引き抜いて、腰紐一本で着物をお召しになっていることを紹介なさっていました。それ、めちゃくちゃかっこよくて憧れますわ✨

腰紐一本でお着物を着られるなら、着付けも苦しくないでしょうし、夏場は涼しいし、着物を着ることがより身近に楽しくなりそうです。

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私も腰紐一本着付けにチャレンジしてみたいけど、まだ腕に自信が無いですね。なにせ身丈も身幅も大きく、用尺たっぷり使って仕立てた大きな着物を着てますからね。大柄の自分には、腰紐一本では支えられないような気がするんですよ。途中で着付け崩壊するのが怖いのです。

ということで私は、着物を着るときは5本の紐を使っています。夏も冬も同じ数です。着付けに5本の紐を用いるのが多いのか、少ないのか、わかりませんが、いちおう試行錯誤して以下の数に落ち着きました。


長襦袢
  ①胸にコーリン和装締め
(胸元を固定するため、衣紋を綺麗に抜くため)
  ②ウエストに紐つきタオル
(伊達締めの代わり、補正のため、汗取りのため)

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着物 
③腰にきんち腰紐
④胸にコーリンベルト
(衿合わせを固定するため、おはしょり処理のため)
⑤ウエストに伊達締め
(帯下を固定して落ち着かせるため)


5本も紐を巻いていますが、きっちりきつく締めているのは③の腰紐だけで、①②④⑤はふんわりゆるめに巻いているので、全然苦しいと思ったことはありません。すべて最後に帯で押さえるので、腰紐以外はゆるくても大丈夫です。

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ただ、夏はやっぱり暑くて一本でも紐を減らしたほうが良いと痛感しています。そこで長襦袢に巻いている②をやめて着物へ持っていき、⑤の伊達締めの代わりに②を締めてみようかな、と思っています。これで紐は4本に減ります。

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タオルを着物の上から巻くことによって、タオルが汗を吸ってくれて、着物の染料が帯に色移りすることを防ぐことが出来たらいいのですが。藍や墨の染料の色移りに泣いたことがある身には、夏着物の一番の心配の種です。次回、帯を色移りからタオルでガードできるかどうか実験してみます。

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