大阪にも二度目の緊急事態宣言が発出され、再びのおこもり生活で映画配信視聴三昧の日々でございます。といっても今回も「男はつらいよ」シリーズ全50作!寅さんばかりもう4巡目。

いえ、何度も他の最新作、ヒット作、大作、名作、アニメ、時代劇、韓流にもトライしたんですよ。でもことごとく母には気に入らないようで、結局、世代がリンクする寅さんが一番満足できるみたいです。下町のフーテンが主人公で親しみやすいのに、作品自体はお金をかけて高級感たっぷりなのが母世代には良いのかもしれません。

さてそんな、おこもりの辛抱の日々。別に服装まで自粛を求められてはないので派手な服を着ても全然オッケーなのですが、なんとなく自粛モードでシックな色を着たくなりました。江戸時代後期の四十八茶百鼠みたいな色合いのコーデを組んでみました。(画像は以前のものです)

利休茶の十日町紬に、名物裂の伊予簾緞子の九寸名古屋帯。

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帯の配色は確かに茶、藍、鼠だけど、地紋が宝尽くしなので地味ではないですね。もっというと絹はだめ、白衿も贅沢ですね。

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アンティークの錦紗縮緬を上からはおってみました。古い男性用の長襦袢ですが、気に入っているので、いずれ羽織に仕立て直す予定です。

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前からだとこんな感じ。裄の寸法が全然足らなくて見苦しいのはお許しを💦

四十八茶百鼠コーデ、シックでいいですね。もともと茶藍鼠が好きな色なので、奢侈禁止令が出ても嬉しいかも。逆に「パステルカラーしか着てはいけない」と言われるほうが、私にはきつい(笑)。

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幕府の奢侈禁止令で、茶色と藍色と鼠色しか着てはいけないと規制がかかったことにより、逆に庶民が工夫して茶藍鼠色のバリエーションを増やして、かえってお洒落が発展したといわれる「四十八茶百鼠」。

そう考えれば今のコロナ禍の不自由さも、逆手にとって人生のチャンスと捉えられたらいいのにですね。

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