昨年、佐藤チアキ先生の上布講座を受けて以来、すっかり上布の虜になってしまった私。ホンモノの見分け方も教えていただいたので、実物の上布が見たくて触りたくてしょうがない!

今日は、年に一度か二度訪問する古布の店に行ってまいりました。喉から手が出るほど欲しいけど、とうてい手が届かないと思い込んでいた宮古上布の着物をオーナーさんが奥から出してくださったので、卒倒しそうになりました。しかも二枚も。

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最初は下の柄入りだけをいただくつもりで試着してみたら、やはり私には身丈と裄が短くて対丈でしか着られなくて。もちろん仕立て直しを視野に入れているので、大丈夫。

仕立て直しする際に、帯下と袖に布を継ぐ材料用の宮古上布も欲しくて、上のストライプの着物もいただくことにしました。

ところが上のストライプの宮古上布を着てみるとこちらも対丈でしか着られないものの、砧打ちされた琉球藍が艶々と輝いていて、材料用にしてしまうのがとても惜しい。はっきり言って、こちらもこのまま着たい。

選択肢は3つ。

(1)2枚とも対丈で着る。裄は出せるだけ出してもらう。(それでも私には短い)

(2)2枚を合体させて、片身替わりなど両方を活かす形で1枚の着物に仕立て直してもらう。

(3)3枚目の上布を手に入れて、上2枚の仕立て直し用の材料として使う。

うーん。うーん。うーん。どうしよどうしよ。

今のところどうしたらいいか迷っているので、しばらくこのまま持っておきます。京都の悉皆の文字さんにも見ていただこう。人生の迷いはかなわんけど、こういう迷いなら楽しいですよね。