エペル嬢さんのツイートで、アフリカの布で名古屋帯を自作なさっている記事を拝見して、目が♡になりました。アフリカンファブリックのお太鼓柄がなんと「扇風機」なんですよ!ギャーッ、かわいいったら!(エペル嬢さん、ツイートを貼らせていただきます)
アフリカンファブリックで作った扇風機帯の接着芯名古屋帯。
— エペル嬢 (@yuzoo_k) July 9, 2020
仕立てた直後で、すっぴん部屋着浴衣のメガネモード🤓
締め心地がとにかく軽いし、木綿だから洗濯できる‼️
柄出しと寸法合わせはちとしくじったが、帯作りは沼…✨ pic.twitter.com/uDimcuuahP
アフリカと扇風機、個人的にとても懐かしいです。実は私が最初に就職した家電メーカーでは、海外向け輸出製品の企画を担当していました。当時(ウン十年前)アフリカ向けに扇風機が飛ぶように売れましてね。南アフリカ、ケニア、モーリシャス、ジンバブエ、カメルーン、コンゴ、ナイジェリア・・・。たくさんの国と取引してました。
今のサーキュレーターみたいなお洒落なデザインではなく、何の変哲もない普通の扇風機でしたが、当時のアフリカの人たちにとっては贅沢品で富裕の象徴だったようです。中東寄りのエジプトなどは、扇風機の本体も羽根もゴールドで金ピカでおもしろかったです。
当時、アフリカではファブリックの模様になるほど、扇風機が憧れの的だったのですね。その布が時を経て日本にやってきて、まさか名古屋帯に変身するとは。なんだか悠久の浪漫を感じます。エペル嬢さんのお太鼓姿、これからも楽しみにしております。
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ところでシンエイさんのサイトを眺めておりますと、一枚の浴衣に目が留まり、思わずポチッとしてしまいました。冷やかしで眺めていただけなのに。

実は10年以上前のこと、呉服屋さんで購入した浴衣の反物を紙袋に入れて地下鉄に乗ったあと、自分の不注意でうっかり紙袋を車内に置き忘れてしまいました。
駅長室、忘れ物センター、交番にも問い合わせたけれど、とうとう見つからず。気に入った反物だったのでショックで、今でも2年に1回ぐらいその反物が脳裏によぎるのです。仕立てたかったなぁと。
そしたらネットで見覚えのある浴衣が!なんと私が失くしてしまった反物と、偶然同じ色柄の浴衣が売られているじゃないですか!夢にまで見た幻のあの浴衣と同じ!仕立てたらこんな感じだったんやね(笑)
正直あの頃の趣味と、今はちょっと好みが変わってしまいましたが、久しぶりの邂逅を楽しみにしています。届いたら着てみますね。