ようやく身体が快復してきました。10日間ほど不調でグズグズ過ごしているうちに、いつのまにか師走になってました。カーラジオから毎晩クリスマスソングが流れてきます。ということは、着物だってもうクリスマスコーデできるんですよね。

昨年のクリスマスシーズンに締めた帯です。今年もこの帯でコーデを組み立てましょう。

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クリスマス柄ではないけど、なぜかクリスマスの雰囲気がする帯です。リサイクルですが、どこで手に入れたんだっけ?
手放したくない帯のひとつです。

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最近また着物本を読み漁っています。稲葉賀惠『マイ・フェイヴァリット きものに託して』を再読していて、あまりのかっこよさにクラクラ、改めて惚れ惚れしております。

稲葉さんといえば、シックな伊兵衛織の格子のお着物に、シープスキンで誂えた鳶色の道中着、エルメスのバーキンを下げ、淡色サングラスをかけて颯爽とスポーツカーを運転なさっているお写真がめちゃくちゃかっこよくて。クールだけじゃない、素朴でモダンで温かみもあって、着姿に知性と人柄が溢れています。はあああ、ため息。

稲葉さんの本『マイ・フェイヴァリット きものに託して』に、きものの醍醐味について書かれた一節があって、とても感銘を受けたので以下に引用させていただきます。


形が決まっているうえに、要素といったら、きものと帯、それに帯締めと帯揚げ。でも、そうした制約の中で遊ぶおもしろさこそが、きものの醍醐味かもしれません。たとえば、モダンなきものに古典的な文様の帯を組み合わせても、少しの違和感もない。洋服では考えられないことです。時代や国境の垣根を軽々と飛び越えた布や意匠が、ひとつの装いの中に同居する。なんて自由なのでしょう。

つい最近のこと。三十年来年親しんだ伊兵衛織の格子のきものに、初めて更紗の帯を合わせました。すると、マンネリだったコーディネートに新しい風が吹いたのです。思わず心が弾みました。と、同時に、また自由になったような気がしました。行き止まりだと思っていたら、扉がぱたんと開く。まったくきもののおしゃれには、限りない可能性があるのだと、改めて知らされました。


制約があるからこそ「扉がぱたんと開く」感覚、「自由」を感じる心、が研ぎ澄まされてくるのでしょうか。とても素敵な事だと思いました。私自身も着物を通じて、内面も外見も磨いていきたいものです。