2021年03月

熨斗目訪問着の誂え②

ご縁があり、いつかは欲しいと憧れていた熨斗目の着物を誂えることになりました。私にとって人生最後の経験になると思いますし、同じようにイチから着物を誂えてみたい方の参考になれば幸いなので、折を見て進行状況を綴りたいと思います。

前回の記事です ↓
着物を誂えることが決まり、まず最初に打ち合わせをしたことは、織っていただく作家さんを決めることでした。佐藤チアキ先生のご案内により京都の問屋さんに伺い、いろいろな作家さんの反物や織り見本を見せていただき、実際に触らせていただきました。

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日本には熨斗目の着物を製作される方が何人かいらっしゃって、ひと言で熨斗目と言っても作家さんによって布の質感が全然違うことがわかりました。どうやら熨斗目の着物をどの格で着用したいかを明確に決めることが、作家さんを選定する際の重要なポイントのようでした。

熨斗目は織の着物なので、艶やかな糸で織るなら訪問着寄りになるし、野趣ある素朴な糸で織るなら普段着に近いイメージになるらしいのです。問屋さんから教えていただき、その時まで着物の格を考えてなかったけれど、確かにそうですね! 同じ熨斗目でも訪問着として着るか、おしゃれ着として着るかでまったくテイストが違ってきます。

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私としては一世一代の一張羅ですので、できたら訪問着として着用できたらいいなと思いました。あ、でも私には、おしゃれ着のほうが良いのかしらん。さっそくチアキ先生にご相談。「普段着メインか、訪問着か、私ならどちらがいいと思われますか?」とお訊きしました。そしたら「訪問着としてお召しになったほうがいいと思います」とキッパリ! はあああ了解しましたぁ!先生に心酔しきっている私ですので、まさに鶴のひと声!背中を押していただき訪問着に決定しました。

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その日、見せていただいた織見本の生地が艶々で、今まで触ったことのないしなやかな手触りに驚きました。しわにならず、紬とは思えないような端正な質感に、こういう洗練された紬があることを初めて知りました。問屋の社長さんが推薦してくださった長野県松本市の染織作家の久保原由佳里さんの作品でした。

久保原由佳里さん! お若くてすごいキャリアのお方でいらっしゃいます。大学卒業後、東京の染織作家の柳崇さんに師事されたそうです。

柳崇さんのお着物です ↓
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さらに久保原さんが地元の松本市に戻られてからは、本郷孝文さんの元で修行なさったとのことです。

本郷孝文さんのお着物です↓
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久保原由佳理さんは、柳崇さん、本郷孝文さんの薫陶を受けて独立され、現在は同じく染織作家でご主人の大月俊幸さんと共に松本市で工房を構えておられるそうです。そんなすごいキャリアの気鋭の女性作家さんに熨斗目の着物を織っていただけるなんて夢みたい。なんて幸せな事なのかと思います。

最新号の『美しいキモノ』にも、久保原さんの作品が掲載されてました。着用モデルの女優さんも「今まででいちばん好きな装い」と絶賛されています。

久保原由香里さんの作品です↓
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これだけは断言できます。自分一人だけの力では、こちらの作家さんにたどり着くことは、まず不可能だったと思います。身にあまるご縁を繋いでいただき、チアキ先生と問屋さんには感謝の思いで胸がいっぱいです。

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一人だけ大きくならない写真の撮られ方

昨日は着付けクラブのあと、皆さんと一緒に稽古場近くの桜を観に行ってきました。

念願の、桜の小紋を着て桜の木の下に立つ夢が叶いました。

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五十肩で腕が上がらないためヘアスタイル手抜きで失礼致します💦 帯は木屋太の本袋帯を締めてみました。

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桜の小紋、桜の半衿で、桜の花びらに囲まれてご満悦の59歳の春(笑)

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もちろん、皆さまと並んで桜の木の下で集合写真も撮影しました。コロナ禍につき、わずか10分ほどのお花見でしたが着物を着ると一層思い出が深まると思いました。楽しいです。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

集合写真といえば、私のように背が高い人は、撮影時につい端のほうに立ってしまうのではないでしょうか。なにせ背が高い女性は、気が弱くて遠慮がちの人が多いですから。

しかしながら(私はデカイから)と遠慮して下のお写真のように端っこに立つと、頭一つ飛び出してよけいに大きいのが目立ちます。

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こういう時は、一番大きい人が中央に立ったほうが、調和がとれたお写真になると思います。人数が多い時は真一文字に並ぶのではなく    の形に並ぶと、うまく全員の全身がフレームにおさまります。せっかく着物を着るなら、全身写したいですものね。

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3〜5人の少人数でお写真を撮るときもなるべく私は中央に立たせてもらっています。さりげなく皆より一歩後ろに引いて、遠近法を利用して、ちいさく写る努力をしております。笑

私と同じように困っている女性がいたら、良かったら参考になさってください。

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この世に買い物より楽しいことある?

パルスプラザで開催中(28日まで)の第79回京都アンティークフェアの初日に行ってまいりました。私はアンティークフェアも骨董市も今までまったく行ったことがなくて、生まれて初めて踏み入れた骨董市の雰囲気にテンション上がりっぱなしでした。着物だけでなくすべてがめちゃくちゃ楽しい〜!

しかも、おかんさんとリヨさんがお買い物にご一緒してくださるという僥倖に恵まれ、楽しい一日を過ごしてきました。リヨさんが仲良くされている京都の柚鈴桜(ゆりざくら)さんのブースにて。

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開場一番に袖鈴桜さんに直行して、真剣な表情で帯を選ぶおかんさん。あっという間に帯を何本かお買い上げ!人気店でお客さんが混み合う前に、ササッと狩ってしまう早業がお見事でした!さすが!

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骨董市でスマートにふるまえる、おかんさんとリヨさんに引き換え私ときたら。明らかにサイズが小さいのに髪を振り乱しながら試着→やっぱりダメでした、と往生際の悪さを発揮してモタモタしておりました。

このバンジョー柄の着物、私はあきらめたのですが、あとからリヨさんがお店の方に強く勧められて購入されたそうで、良かった〜!リヨさんの着姿を楽しみにしてます♡

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今日の私の戦利品。納戸色の羅の帯(柚鈴桜さん)と、江戸紫の型染め九寸帯。


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そして長野県松本市から出店されているお店より、明治時代の櫛と笄(こうがい)を購入しました。念願のアンティークの笄を手に入れられて嬉しいです!

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理由あってリサイクル着物を買わない(買えない)私のはずが、出合ってしまうとやっぱり買うてしまいますね〜。これでもだいぶ物欲をこらえて辛抱しました。まるで修行のような一日で、心は千々に乱れましたが、やっぱりお買い物ってすっごく楽しいなぁ〜!

この世にお買い物より楽しいことってある?  私にはありません(笑)

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私のシンエイさん攻略法

理由あってリサイクル着物を買わない(買えない)月日が続いております。振り返ってみますれば、最後にシンエイさんでリサイクル着物を購入したのは、昨年の9月のようです。裁断済み未仕立ての郡上紬と、材料用の大島紬秋名バラでした。

みんな大好きシンエイさん、去年からしょっちゅう70パーセントオフセールを開催して大盤振る舞いされているようですね。大きな会社だから、流通量がハンパないのでしょうか。

私は今は買わない(買えない)けれど、いろんなブロガーさんの70パーセントオフセールの戦利品を拝見するのがとても楽しいです。私には選べないような多様なセレクトがあって(なるほどなー)(こういう選択もありか)(素敵だわ)と勉強させていただいてます。

皆さんお買い物上手です。まるで宝探しのゲームのよう。おそらく人によって攻略法が違うんでしょうね。

参考までに私のシンエイさん(「宗」で見てます)のサイトの見方ですが、「紬」か「紬 訪問着」で検索して、値段の高いほうからチェックしています。

あと平日9時から17時までは順次サイトに新着商品がアップされるので、昼間時間があるときはリアルタイムですべての商品の新着から見ています。玉石混交のシンエイさんですので、ときたまスッゲー貴重な逸品がしれっとアップされることがあり、思わず心臓が飛び出しそうになります。間違いなく30分以内に売れてしまいますね。新着商品は割引無しですが超お買い得で早い者勝ちなので、おそらく逸品狙いの業者さんとかがチェックされているのではないかと想像してます。

また楽天シンエイではサイズ検索も出来るので「裄69 未使用」とかで検索することもあります。サイズありきで探せるのはすごく便利ですよね。

いずれにしても、着物を見る目を少しでも肥やせたらいいなという願望から、必ず値段が高いほうから見ます。眺めるだけですので😅

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袷、広衿、袋帯

勝手に考えたロンバケ40周年の着物コーデを、せっかくなので着用してみました。

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ロンバケといえば、青い海、青い空のイメージなので、やはり丹後ブルーのストール(兵児帯を流用)がよく効きましたね。

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青い着物は初心者の時に、船場センタービルで反物を買って仕立ててもらった十日町紬。この着物、サイズも着心地も何もかも自分に寄り添ってくれて、順に折り畳むだけで着付けが綺麗に決まる心の友のような一枚なんです。色違いの利休茶と共に、絶大な信頼を寄せている着物です。

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ところが今回、久しぶりにこの着物を着て(あれれ?)と違和感を覚えました。あちこちに皺があらわれ、なんだか以前より着姿がヨレヨレに見えます。理由はすぐわかりました。袷から単衣に仕立て直したせいだと思いました。

はあああ〜、単衣って難しいなぁ。気候温暖化だからと袷を単衣にどんどん直したくなるけれど、本当に単衣に向いてる素材かどうか慎重に見極めたほうが良いでしょうね。

同時に今まで興味を失いかけていた袷着物の良さがやっと理解できました。今まで袷はもう要らない!とか、増えすぎていやになった!とか、悪口言ってゴメンナサイ。今日から私は単衣より袷派になろうと思います。袷着物を贔屓にすることを誓います!(何のこっちゃ 笑)

こんなふうに着物の好みって、年々変化してゆくから不思議だわ。昔はバチ衿派だったけど今は100パーセント広衿派ですし、名古屋帯しかいやだったのに今は袋帯のほうが締めやすくて好きです。いつのまにか好みが逆転してました。

これからも変わっていくのかな? 変化することも含めて着物を楽しんでゆきたいと思います。

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