東京国立博物館「きもの展」に行く前に、念願の丸屋履物店さんに寄らせてもらいました。最近丸屋さんは通販にも力を入れておられて、楽天でも下駄や草履を注文できます。が、せっかく上京するのでぜひとも目の前で鼻緒を挿げていただきくて、開店一番にお邪魔しました。
今回、お願いしたのが、この3足。右上が芳町下駄、右下がパナマ草履、左下が濃紺の帆布草履です。
実は一年前にお訪ねしたとき、晴雨兼用に上の写真の芳町下駄を購入したのですが、その時に挿げていただいた遠州木綿の鼻緒が、やはり雨天では濡れてしまって具合悪いのではないかと思いましてね。
今回、丸屋さんにお願いして芳町下駄の鼻緒をエナメルに付け替えていただきました。左が完成品、右が爪革を装着した時。これで大雨でも安心です。
そして今回、念願叶って購入したのが、何十年も前から憧れていた夏草履のパナマ。鼻緒も夏らしく小千谷縮を挿げてもらって、なんて涼しげで上品なのでしょう!足をいれてみると、めちゃくちゃ軽くて快適でした。
丸屋さんのサイトで「今日の一足」として紹介してくださったので、こちらでも掲載させていただきます。
そしてもう一足「履きやすい」と丸屋さんがイチ押しの帆布草履の濃紺を購入して、芳町下駄から外した遠州木綿の鼻緒を挿げていただきました。(こちらの草履は友人からの贈り物。紺色と帆布が好きな方なので選んでみました。ありがとうございました)
この日、丸屋さんを出て東京国立博物館に行くとき、雨なら時雨下駄、晴れならパナマ草履にしようと思っていましたが、晴れたのでさっそくパナマを初下ろししました。マスクで表情がわかりませんが、新しい草履で喜んでいる(笑)

そして、大昔に大阪で購入した畳表の草履も丸屋さんに持参して、鼻緒の調整をしていただきました。ゆるゆるでつんのめりそうになってましたが、バッチリ合わせていただきました。