2020年03月

本場大島紬の秋名バラに惚れる

きもの文化検定のパーティーの開宴前、ロビーでたたずんでおりますと、遠くのほうからただならぬオーラを放ちながら歩いてこられる女性を発見。「うわっ、着物カンタービレの朝香沙都子さんや!」すぐに駆け寄って挨拶させていただきました。

「あのぉ〜三年前、阪急百貨店のぬぬぬパナパナで一緒にお写真を撮っていただいた者でございます。その節はありがとうございました」と私が申し上げたら、なんとなんと朝香さんが憶えてくださっていたのです。
「あっ! 永遠のガールさん!」
「すごい記憶力!一度お会いしただけなのに」
この際、DでもPでも何でもいい(笑)憶えてくださっていただけで感激しました。

そして私が締めている帯に目を留められて「この織り出した紋様は何ですか?」とお尋ねになったので、
「大八車にございます」と答えたら、
「えっ、そうなんですか。なんか乳母車に見えますね。てっきり乳母車だと思いました」
とおっしゃったので(やるな〜)とうなってしまいました。本当は御所車だけど、朝香さんが乳母車に見えるならもう乳母車の帯にしといたろ(笑)

そして最後に握手をしていただいた時、
「えっ、えっ、ごめんなさいね、私の手すっごく冷たいでしょう。今までホウレンソウを大量に洗って保冷剤を手に持ってたものだから」とおっしゃったので、転けそうになりました。

(なぜ?なぜ?ホウレンソウを大量に?パーティーの直前なのに?髪を美しくセットなさった後でホウレンソウ?まさかこの素晴らしいお誂えの訪問着のまま、ジャブジャブと大量にホウレンソウを洗った?なぜだ?)←私の空耳、聞き間違いでした。手が冷たくなっておられたのは、ホウレンソウではなく保冷剤のせいだったそうです。申し訳ありません🙇‍♀️

凡人の私の頭のなかは謎だらけ(笑)。やはり超人としか言いようがないと思いましたね。すごいわ〜すごいわ〜。

さて、その朝香沙都子さんが先日お書きになった記事「秋名バラとラーメン丼のグルグル」を拝読して、胸がキューン♡となりました(記事をリンクさせていただきます)。本場大島紬の秋名バラ、素敵だわ〜。朝香さんのコーディネートさすが!憧れる!

秋名バラ好き好き!さっそくハンドメイド作家さんが製作した秋名バラのスヌードを購入しちゃいました♡

FullSizeRender

着用すると、こんな感じ。軽くて薄いのに、ぬくいー。


FullSizeRender


白大島紬、八重山ミンサーの八寸帯、秋名バラと、コーデを南の産地でかためときましたわ。

FullSizeRender

朝香さんのブログで拝見して、本場奄美大島紬の秋名バラに惚れてしまった私。実はスヌードだけにとどまらず、アンティークの着物と道行コートまで手に入れることができました。もう〜嬉しくて小躍りしているので、次回紹介させてくださいませ。

お誂えではなく繰り回し

先日リサイクルショップで見つけたアイボリーホワイトの九寸名古屋帯。長年この地色を探していて、やっとたどり着いた!

FullSizeRender

そう!大切な人からいただいたタイシルクのハンカチーフをお太鼓に縫い付ける土台になる帯を探していたのです。白やクリーム色はあっても、アイボリーホワイトの地色の帯って案外無いのですよ。

FullSizeRender

ドンピシャの色!こんな感じでお太鼓になる部分に縫い付けたいのです。最初自分でやろうと思って少し帯を解いてみたら、帯芯がボロボロ。帯地も裏返して無地のほうを表にせねばならず、とても自分には手に負えそうもないので、プロにお願いしようと思います。

FullSizeRender

帯前は無地でもいいし、職人さんに何か描いてもらってもいいかもしれません。お誂えではなく繰り回し、ですね。充分楽しい!

そういえば、同じように帯に縫い付けようと思いついて数年前に刺したまま、途中で頓挫してしまったこぎん刺しのキットもあるじゃん!

FullSizeRender

思わず自分にツッコミ。ちょっとあんたあんた、八割ぐらい出来てるのになんで惜しいところで放置やねん!(そのうち完成させたいと思います 笑)



一髪・二化粧・三着物 

家にいる時間が長くなり、スマホからネットを見る時間もえらい長くなってしまいました。しばらくこんな生活が続きそう。それなら快適なネット環境を整えたほうが良いと思いまして、Wi-Fiの中継機を購入したらば、これがもう大当たり!親機から離れた部屋でもサクサク通信できるようになり、素晴らしい!夢のようです。

ところで先月参加したきもの文化検定のパーティーで、記念撮影のために同じ三級合格の方々と並んでいた時のこと。皆さん初対面同士で和気あいあいとおしゃべりしておりました。その時に髪型の話になったので、

「一髪・二化粧・三着物らしいですヨ」

と私が言ったら、一斉にたくさんの方が振り返って、

「え?なんてなんて?」
「もう一度教えて」
「どういう意味かしら」

と食いついてこられたので、

「一髪・二化粧・三着物。檀ふみさんの名言らしいです。化粧より着物より、一番大事なのは髪なんですわ。皆さん、着物を着るときは髪が一番大事ですよー!」

すっかり得意気になって講釈を垂れておりました。たんなる聞きかじりなのに(笑)

ヒーッ、どの口が言うとるねん。思い出すだけでも恥ずかしい!「髪が一番大事」とのたまう自分の髪に、説得力これっぽちもありませんでした。お恥ずかしいかぎり💦

その日以来、髪をなんとかせなあかんと毎日ヘアケアに励んでおります。髪に少しでも艶が出るように、今まであまり好きじゃなかったオイルをつけるようになりました。

FullSizeRender

なぜか家に椿油がたくさんあるので(何十年前の製品?消費期限が書いてないのでもったいなくて使っている)お風呂上がりの髪を乾かす前に、うすーくうすーくのばして塗っているのです。

これがねぇ、なかなか具合が良い。最初はオイルに慣れなくて違和感があったのですが、毎日続けているうちにそこはかとなく髪に艶が出てきたような。翌朝、ヘアスタイルもよくまとまる。やっぱり昔ながらの椿油って、髪質を良くするのかな。

とりあえず家にある在庫を全部使い切るまで続けてみます(もったいないから 笑)



大阪南部のセルフドライクリーニング

(追記)2021年6月末で閉店です。


いつも綺麗にお着物をお召しになる上、素敵なハンドメイド刺繍帯まで製作なさって、めちゃくちゃ尊敬している着物ブロガーのこゆう好みさん。過去記事を拝読してハッ!としました。(こゆう好みさん、記事をリンクさせていただきますね)

こゆう好みさんのブログ「帯をセルフドライクリーニング」

記事中に「今までは和泉市にあるコインランドリーに行っていた」とお書きになっていて、(ええっ⁈和泉市にも着物を洗えるセルフドライクリーニング店があるの?そっちのほうが私んちから近いやん!)と知りまして、ずーっとずーっと行ってみたかったのです。

それで今日、ようやく探し当てて行ってまいりました。大阪府和泉市阪本町にあるコインランドリーせんたくロッチさんです。家から20分で着いた!

IMG_7764

以前、門真市のきらりさん(永遠のJガール「セルフドライで帯を丸洗い」)に何度かお世話になりましたが、今日うかがったロッチさんも、同じようなシステムでした。たぶん機種も同じ? オーナーさんが駐在していて、洗いから乾燥まですべておまかせできます。

IMG_7781

今回袋帯2本、名古屋帯2本をお願いしました。重量で料金が決まります。私のは2.4キロだったので1400円でした。(3キロまでなら1400円)

丸洗い〜乾燥が終わりました。ふんわり♪

IMG_7776

帯の薄汚れが取れて、リサイクル特有の匂いも取れて、サッパリしました。白い帯は輝いています。気持ちいい。

FullSizeRender

思いきって行ってみて良かったです。解き端縫い〜洗い張りするほどでもない汚れは、こちらで丸洗いしようと思います。

(お店のブログ掲載の許可をいただいています。ドライクリーニング不可の曜日があるようですので、行かれる方は事前にご確認することをおすすめします)

単純明快昭和の帯で浮上⁈

先日、試着してみた「ザ・昭和」の袋帯を、今度は着物を替えて着てみました。ダークグレーの鮫の江戸小紋です。

FullSizeRender

前回着た萌黄色の鮫の江戸小紋(左)と較べてみましょう。左のほうが春らしいけど、いかにも昭和の風情が漂う。若い方なら新鮮かもしれませんが、私が着ると「そのまんまやんか!」とちと気恥ずかしい。自分的には絶対、ダークグレーに合わせるほうがいい。

IMG_7758

しかしながら、この昭和帯なかなか良い仕事してくれるのでは⁈ 私が着るとどんな帯を持ってきても沈みこんでしまうダークグレーの江戸小紋、法事にしか着られんわとあきらめていたのですが、昭和らしい単純明快なインパクト帯のおかげで、あっさり浮上しました(笑)

今までは下のようにダークグレーの着物を帯付きで着られず、羽織を着てフォローするしか手がありませんでした。
IMG_7759

ちなみに今日の後ろ姿。肩が痛くて、帯が上がらずダダ失敗(泣)

FullSizeRender

帯結びアレでトホホなので、違う意味で羽織が必要でした。


記事検索
ランキングに参加してます♪
ギャラリー
  • 写真写りが劇的に良くなるフレーズ
  • 写真写りが劇的に良くなるフレーズ
  • 写真写りが劇的に良くなるフレーズ
  • 予定が狂った日曜日
  • 予定が狂った日曜日
  • なんちゃってタペストリーで自撮り
  • なんちゃってタペストリーで自撮り
  • なんちゃってタペストリーで自撮り
  • なんちゃってタペストリーで自撮り