2019年05月

着物の収納の悩みが消えた!


連日蒸し暑くて、来月にはもう梅雨がやってきます。着物にとって大敵の湿気の多い季節だわ〜。現在、実家の洋服箪笥の引き出しに、丸裸で収納している着物たち。早く京都のたとう紙専門店に買いに伺いたいと思いつつ、なかなか行けないのでイライラしていました。



そんな時にSenriさんの収納法について書かれたブログ記事を拝読して、目からウロコが落ちました。そうなんや!こんな製品があったのね!(記事をリンクさせていただきます)

きものSenriさんのブログ
着物の収納を本気で考えた【たとう紙も桐箪笥もいらないかも】
素晴らしいお役立ち情報でした!  特に私に向いている商品だと思ったのが、最後にご紹介されている「着物収納ケース  不織布  三方開き  ファスナーつき」でした。すぐにアマゾンで10枚組をポチしましたら、半日後に届いてビックリ!早っ!(しかも大阪のメーカーさんです)



さっそく着物を収納してみました。Senriさんがお書きになっているように、袷なら三枚入ります。単衣や薄物はもっと入ります。ファスナーが三方開くので、入れやすく出しやすい。


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驚愕。なんと長着30枚、羽織と道行6枚、合計36枚の手持ちの着物が、10枚の不織布ケースに全部入ってしまいました!こんなにコンパクトになるなんて、どうよ。

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二つ折にして、洋服箪笥の下に入れてみました。すごいわ、36枚がこんなに小さくなるなんて。(手前に置いているのは、水とりゾウさんです。笑)



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いやー、ビックリしました。今日は暫定的に二つ折りで収納しましたが、できれば折らずに置いてみたいです。それと個々の着物をもっとゆったり入れたいと思ったので、あと10枚追加で注文。長年の悩みの種が一瞬で消えました。Senriさん、教えてくださりありがとうございました。


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余計なひとこと

職場に新しく入ってきた方々に仕事をお教えしているのだが、一回で覚えてくれる人は少ない。同じことを何度も訊いてこられる。おもわず「前にも言ったよね?」「これで3回目よ」「何度繰り返したら覚えてくれるの」と言いたくなるが、口に出すのをグッとこらえている。なぜなら「前にも言った」という台詞は、お互いに全く益がない余計なひとことだと思うから。


「前にも言ったよね?」


言われたほうはただでさえ新しい業務や環境や人間関係に慣れなくてストレスを抱えているはずで、このひとことでさらに追い討ちをかけられるように思う。


また言うほうも、これを言ったところでもう一度繰り返して相手に教えることには変わりがないのだから、このひとことは余計な嫌味でしかない。要件だけスッと教えてあげたら済むこと。


ちなみに私が初めて着付けをマンツーマンで教わった先生は、ベテランの威厳のあるきっちりした先生だったが、手順を覚えられなくて何度も同じことを質問する私に対して、毎回まるで初めて訊かれたような素振りで、それはもう丁寧に気持ちよく忍耐強く繰り返し教えてくださった。「前にも言ったわよね」などという不毛な言葉はいっさいおっしゃらなかった。


その先生から卒業した後、インターネットや本を見て他の帯結びのやり方をあれこれ試してみたこともあったが、結局その先生のやり方に戻った。自然に手が先生のやり方で動くのです。





お誂えとリサイクルの中間

仲良くしているお金持ちの奥さんは行きつけの呉服屋さんがあって、毎回そのお店で着物を誂えておられます。彼女のお仲間も誂え派ばかりで「高級外車一台分」とか「家一軒分」なんて表現が飛びかうぐらい、着物にお金をかけてらっしゃいます。どちらかというとリサイクル派で「ママチャリ一台分」の私とは財力が全然違いすぎて、一緒にいるのが不思議な気持ちになる時もあります。


それでも気後れせずに、彼女たちを羨んだり妬んだりしないで付き合えるのは、私がリサイクル派とお誂え派の中間だからではないかと思っています。身長が高いことが災い(幸い)して、リサイクルで買った着物をそのまま着られないことが多いので、洗い張りして仕立て直しているから結果的には誂えと同じになりますよね。


どうせ仕立て直さないといけないなら、最初から反物を買って仕立てるのも同じことなので、最近は未仕立てのリサイクル反物ばかり目が行きます。昔の反物は質がいいし、もちろん安いです。白生地をリサイクルで買って好きな色に染めてもらうのも良いと思います。


そもそも「お誂え派」と「リサイクル派」に二極分化することが、違うような気がします。着物とは、解いて洗って仕立て直しができる「繰り回し」のきく衣服です。その「繰り回し」こそが着物の最大の妙味なのでは、と思います。そこをすっ飛ばして「新品」か「古物」かだけで価値判断するのは、着物がかわいそう。


たんす屋さんが興味深い記事を書いておられましたので貼っておきます。


たんす屋さんのリサイクル通信【第217回   洗い張りと仕立て直し】


洗い張りして仕立て直すと見違えるほど着物が生き返えるので、お気に入りのおばあちゃんの着物があれば「洗い張りしたらいいよ」と若い人に言ってあげたいですね。


薔薇と洋蘭とカーネーション

先月、職場で転倒して強打した後頭部がいまだにズキズキ痛くてタンコブもあるので、心配になって脳神経外科の再診に行ってきました。ひょっとしたら血腫ができているのではないかと。CT検査の結果が出るまでドキドキしていましたが、幸いにして異常無し。はあああ〜良かったです。もう転倒は大事に至るのでこりごりです。急がば回れ。皆さまもくれぐれもお足元にはお気をつけください。


帰宅後、着付けの稽古をしました。古布の店で手に入れた単衣の本塩沢(塩沢御召)を初めて着てみました。薔薇の文様なんです。今の季節にぴったりですね。


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花繋がりで、洋蘭を描いた塩瀬の染め帯を合わせました。帯締めは、せんりさんの丸ぐけ。帯揚げは先日たんす屋さんで購入したもの。帯まわりをすべて紫でまとめてみました。


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皆さんがおっしゃるように本塩沢はシボがあるのでサラッとしていて、まとわりつかないので、単衣にピッタリの着物ですね!  しかしながら逆に言えば、まとわりつかないから身体に沿わず着付けが難しいと思いました。慣れない感触で、衿元がうきまくりました。


長襦袢がシルクで滑るからかな?  本塩沢には麻の長襦袢のほうが相性がいいのかもしれません。そのほうが気候にも適ってますしね。


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おまけ。母の日に贈ったカーネーションを小道具に持って(笑)

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薔薇に洋蘭にカーネーションと百花繚乱、満艦飾ですね。お母さん、いつもおおきに。


タダで鑑定だけしてもらうのは私には出来ない

たんす屋さんの催事があったので行ってまいりました。いつもの如く、増えすぎた帯を下取りして金券を頂戴して買い物してきました。私が持っていない紫系の帯揚げ二枚を購入できて満足です。いつもたんす屋さんには感謝しています。


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用事を終えて帰ろうとしたら「結城紬をご覧になりませんか」と声を掛けられました。なんと本場結城紬の有名メーカーの名物販売員の方がいらしてました。なぜお名前を知っているかというと、仲良しのお金持ちの奥さんがその名物販売員さんから結城紬をたくさん購入したことを聞いていたからです。


「見せてもらうだけですみません」と前置きしてから、地機の本場結城紬だけじっくり見せていただきました。うーん、やっぱり素晴らしい。本結城さえあれば、他に何もいらないとすら思えます。憧れが強すぎて、とてもじゃないけど冷静でいられません。


一番高価な300万円の総柄亀甲の反物を見せていただいて、ハッとしました。私が持っているリサイクルで買った単衣の結城、もしかしたら地機なんじゃないかな、と。なんか亀甲の不揃いで素朴な感じが良く似てると思ったのです(希望的観測)。


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私が持っているのは未使用未着用の白地に赤のつぼたれ模様の着物なのですが、証紙がなくて割印だけあります。


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高機でも充分嬉しいけど、地機だったら本当に嬉しいです。名物販売員さんが来られることを知っていたら、残布を持っていって鑑定してもらえば良かった。番号が書かれている「こより」が付いているので、その方なら生産者さんまでわかるんじゃないかな。


でもタダで鑑定だけしてもらうって、こう見えても私、出来ないんですよ。たんす屋さんで何か買い物をしないと悪いと思ってしまうのです。気が小さいのです(笑)


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