2019年02月

着物に負けてはいけません

最近、立て続けに知り合いの訃報が届いて傷心しています。亡くなったお二人の女性は長年、母上の介護をなさっていました。どちらも、お母様を見送られた直後にご自身の病が発覚して、気付いた時には手遅れだったというパターンでした。親の介護に必死で、自分の体調については後回しになっておられたのでしょうね。哀しくて仕方ありません。


今回、先人が身をもって教えてくださったのは、身体の痛みを軽く見ないということ。中年期以降になると腰が痛いだの、脚が痛いだの、身体のどこかが何かしら痛いものですが、その痛みの原因が整形外科の範疇なのか、あるいは内臓に重大な疾患を抱えていることのシグナルなのか、できるだけ早く正確に見極めることが肝要なんですよね。


身体のことに関しては、私は怖がりでいたいです。毎日の自分の体調に敏感でありたい。少しのシグナルも聞き逃さないように、地に足をつけて平常心で落ち着いて暮らしたいです。まぁ、毎日いろんなことが起こって心乱れることも多々あるから、なかなか難しいんですけどね。


気持ちを落ち着かせるために、本を購入しました。染織研究家の木村孝さんの絶筆の書『 衣の声 〜きものの本流を見つめて 』です。木村孝さんを指針と仰ぐ着物愛好家さんが大勢いらっしゃって、私も一度拝読してみたかったのです。今回初めて読み、きものの本流がよく理解できましたし、寛大で凛とした先生のお人柄も素晴らしく、まことに尊敬できる方だと思いました。





木村孝先生の印象に残った一文を。


若い人がきものを着ていると注目されます。姿勢よく自信を持って堂々と歩くこと。
「きものに着られる」とは衣服のほうが目について、着ている人の印象が薄い場合で、きものに負けてはいけません。「何の模様だったか覚えていないが、とても美しく感じの良い人だった」と言われたいではありませんか。


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いくつになっても小綺麗に

2月は公休が少なかったので、せめて3月1日か2日あたりは休みだろうと期待していたのですが・・・。今日シフトをもらってガックリ。3日まで休みがないじゃん!したがって今日から6連勤。はああ〜自由時間が無い。


一番気になっていたのが、母(83歳)の美容院のこと。もう2ヶ月、カットとヘアカラーをしていないので、すっかり老け込んでしまって、見た目も本人のテンションも精彩を欠いてたんだよね。行きつけの美容院は日曜が休みの上、営業時間も短く予約が取りづらく、私のスケジュールと折り合いがつかなくて、なかなか連れていってあげられなくて。


(写真は本文と関係ありません。昨夕見た綺麗な夕陽)





それで今日、思いがけず自分の業務が早く終わったので、無理言って早退させてもらって、ようやく母を美容院に連れていきました。


行ってよかった。久しぶりに美容院で髪を整えてもらって、精神的にも充たされたみたいで、母がすごく元気になりました。やっぱりいくつになっても女性は小綺麗にしないとね、と痛感しました。


さて、長すぎて締めづらかったイカット織の名古屋帯を、自分で短くカットしました。





手前の黒い帯がマイサイズなのですが、手先だけでも50センチ以上長かったのです。手先をハサミでジョキジョキ切って、木綿糸でチョイチョイとかがって完成。


木綿の帯だから気楽だわい、と思っていたら、途中で貴久樹の帯と気付きました。失敗しなくて良かった。


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着物の仕立てにも流行があるんじゃん

着物の仕立て直しをお願いしている悉皆の文字さんより「繰越の寸法はいくらですか?」とご質問をいただきました。お渡しした寸法表には「5分」と書いてあったはずだけど、どうしてわざわざ再確認なさるんだろう? 繰越は5分で普通でしょうと思った私。


さっそく繰越のことを調べてみました。着物の繰越で検索してトップに出てくる美どり和裁さんのホームページに繰越について、こう書いてありました。


衿を後ろに抜き安くするために肩山より少し後ろに下がった所に、衿肩あきを回す(ずらす)こと、または、肩山から衿肩明きまでの距離(寸法)のことを繰越(くりこし)といいます。 その寸法は、以前には5分が標準とされていましたが、最近は、7分くらいが標準となっています。 着物の格や着方、好みで5分~1寸の間で加減します。


なんか現代の着物の着方、ひと昔前より衣紋をたっぷり抜く傾向にあるそうです。衣紋を大きく抜くのは玄人女性の専売特許という価値観がなくなってきているらしい。したがって繰越の寸法の標準も、5分から7分に変化しているようですね。


ひえええ〜知らんかったです。なんとなく、皆さんすごく衣紋を抜いてるよな〜とは感じてましたが、これも流行のひとつですね。私の考え方、20年前で止まってました。


文字さんに「今回の繰越は7分にしてみようと思いますが、どう思われますか?」とお訊きしましたら、「いいと思いますよ。繰ってるほうが着やすいと思います」とのこと。ちなみに文字さんご自身は8分になさっているそうです。さすが着物のプロ、トレンドを押さえてらっしゃいます。(ただし長襦袢と着物の繰越の差が2分以上になると、着物が沿わなくなるので注意が必要とのこと)


ちなみに、繰越5分で精一杯衣紋を抜いた私の着姿がこれです。









最近はめんどくさいというズボラな理由で、衣紋抜きを縫い付けずに、自力で長襦袢を引っ張って衿を抜いているのですが(汗)


死ぬほど頑張ってもここまで。もちろん衣紋抜きの助けを借りれば、もっと抜けるとは思いますが。繰越7分に変えたらどうなるか、仕立て上がりが楽しみです。


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掛け衿が短い?

結城縮の洗い張り、仕立て直しをお願いしている最中です。京都の悉皆の文字さんより「洗い張りが上がってきました。掛け衿が短いので本衿をつまみ衿にできますがいかがしましょうか?」とご連絡をいただきました。


掛け衿の長さについて、知識が乏しく今まで全然気にしたことがなかったけれど、以前文字さんがこのような記事をお書きになっていたのを覚えていました。(リンクさせていただきます)


「着物の掛け衿の長さご存知ですか?」


ふむふむ、現代は掛け衿が長いほうが格好いい? 掛け衿の境目が帯上ギリギリか、帯に隠れてしまうぐらい長さがあるほうが主流みたいです。


ちなみに過去の自分の着姿をチェックしてみますと。









掛け衿の境目が帯上5〜10センチあたりに来ていることが多いです。これ、衣紋をもっと抜くとさらに上になるんでしょうね。それと上半身に厚みのある体型の方は、掛け衿が短く見えてしまうかもしれません。


そしてこの集合写真の場合。私を含めて、全員、掛け衿の境目が見えてません。掛け衿が長くて帯中に隠れてますね。こっちのほうが今は格好いいんですかね?





すみません、わかりません。個人的には掛け衿の長さは気にならないのですが、プロの方から見たら、お仕立ての重要なポイントなのですね。


というわけで、冒頭の結城縮は、短い掛け衿をはずして、本衿をつまみ衿に仕立てていただくことになりました。


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木綿のイカット名古屋帯

今日は一日中雨でしたが夜になると晴れて、綺麗なスーパームーンが輝いています。最小の満月より視直径が14パーセントも大きく、30パーセント明るいので、夜なのに濃い青空が拡がっていて、なんだかワクワクしております。


さて、先日手に入れたインドネシアの木綿・イカットの名古屋帯で着付けの稽古をしました。





黒の結城縮に焦げ茶のイカット帯。平置きした時は地味すぎて沈んだコーデになるかもしれないと心配しましたが、着てみるとそうでもなかったです。帯揚げ、帯締めに煉瓦色を持ってきたら、むしろ躍動感が出たのではないかと思いました。





全体的には年相応の落ち着いた雰囲気で気に入りました。木綿の帯は初めてですが、意外に締めにくいと思いました。正絹よりも緩みやすく、難しかったです。(それに帯枕が見えてしまってますね)





おまけにこの帯、普通の名古屋帯より50センチも長くて、なかなかうまくいかず往生しました。短い帯も困りますが、長すぎる帯も苦労しますね。時間がある時に自力でサイズ直しするつもりです。


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