2017年04月

お針箱と柘植の櫛

着物は好きだけど半衿付けは嫌いです。長襦袢を脱いだ後、白衿が汚れてなければ、いつまでも付けっぱなしにするほうです。

着付けの先生は、汚れてなくても毎回はずして付け替えると仰ってました。「表面は汚れてなくても、中に汗が染み込んでいくものよ」と。

「そうなんか〜!」とビックリして、もう2年ぐらい付け替えてない半衿をおそるおそる外してみたら、案の定、中の衿に汗ジミが点在していてショック。反省です💦

そうかそうか、半衿付けから逃げているようではあかんな。では、苦手な半衿付けを得手で好きな事に転換させるにはどうしたらいいのかな、と考えた結果、

「立ち向かうしかない!!!」

と思いまして。

仕事でも家事でもそうですよね。嫌いなことを克服するには、一度は正面から立ち向い乗り越えるしかないもんね。



ということで、半衿付け専用のお針箱を作ることにしました。ユザワヤでちいさなソーイングセットを買って中身をカスタマイズ。絹の手縫い糸と和裁専用まち針を足して、半衿付け仕様に特化。本当はもっと雅で日本的なお針箱が欲しかったけど、ちょうど良いサイズで満足です。

これで半衿付けが好きな女になるぞー!いつでもかかってこんか〜い!(笑)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

昨日、宝塚音楽学校の入学式の模様をテレビで見ていました。入学式の時点で既に男役と娘役が決まってるんですね。男役の新入生はすべてショートヘアでした。

いやぁ〜さすが舞台人。ショートヘアでもキチッと手間ひまかけて一糸乱れず美しくセットしてますね。いや、むしろショートだからこそ、手間ひまかけてスタイリングしないといけないんでしょうね。

短髪はラクでええわ〜!とバサバサ状態に慣れてしまった自分に猛省中です。とくに着物を着るときは(たとえ着付け教室であっても)、着物に釣り合う手間ひまかけたスタイリングが必要よね。それには常日頃から髪に艶が出るよう頑張らないと。



京都の床山さんから譲ってもらい仕舞ったままの、つげの櫛を毎日使うことにしました。

いや〜、今さらですが、つげの櫛って凄いですね〜。ショートヘアあるあるの髪が浮いてしまう状態に四苦八苦していたのですが、あら不思議! つげの櫛で梳かすだけでピタリと落ち着くんですよ。ムースとか付けなくても!

きっと何十年もの鬢付け油が櫛に染み込んでるからでしょうね。どんな人達が使ってたんだろうと思いを馳せながら大切にします。

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八掛の色失敗?

先日、教室で白大島を着ましたが、どうにもこうにも気になって仕方ない。この八掛(裾回し)の色が・・・。

年齢的な理由じゃないんです。初老でも赤とか朱色は大いにアリだと思ってます。でも、この着物には全然合ってない。はっきり言ってベタ。表にうっすら朱色が透けてみえるのも不満です。せっかくのスッキリした白大島の持ち味が台無しさ〜。



10年前に仕立てに出した時、「八掛の色はどうしますか?」と訊かれて、迷いなくこの色を選んだ自分のセンスを疑うわ〜。( ̄∇ ̄)

確か、お店の人は「もう少し薄い色で寒色のほうが・・・」と仰っていた記憶がありますが、聞く耳を持たなかったのですね、当時の私は。店員さんのアドバイスをふりきって、強行突破でこの色を選んだっけ(苦笑)。

なぜこの色を選んだかというと、男物の反物だったから、どうしても八掛に女の色気を醸し出したかったんだよね。まさに色気を出してしまったんです。女の浅知恵というやつ?(笑)

それに当時の私は、八掛なんて裏だしそんな見えへんからテキトーでいいとも思ってたような気が致します。

それが大間違いでした!八掛の色しだいで着ていてこんなにテンションが下がるなんて。



そうねぇ、今なら薄い水色、瓶覗とか選ぶかな。あるいは秋冬に着ることを考えて江戸紫とか。店員さんは亀甲と同じ薄いグレーにしたらいいと言ってたけど無難すぎるのでは・・・。

ウキーーーーッ!とにかく八掛の色を変えたい!でも私には先に仕立たり、直したりしないといけない着物がたくさんある。優先順位は低い・・・。

でも真っ先に直すべきはこれなのではないかい? 愛着のある大切な着物なのだから。

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薫風の候をイメージした帯

先日の着付け教室には白大島を持参。薫風の候、五月をイメージした帯を合わせてみました。

まずは端午の節句にちなんで鎧の刺繍が入った名古屋帯を。



地色の薄いグリーンが新緑の季節とリンクしますね。



正面から。わかりにくいけど柄が身体の真ん中に来ないようにずらしてます。偶然の産物ですが(笑)。あと、帯締めの中央をこころもち下げるべきでした。



そしてもう一本は塩瀬の名古屋帯。リサイクルでついにリアルな花の帯をゲットしました!



この花は蘭ですかね? 帯の地色が紫なので、パッと見、菖蒲に見えません? ええ、ええ、見えますとも!(笑)



本当はもう一本、こどもの日をイメージした開き名古屋帯を締めてみたかったのですが時間切れ。なにせ下手っぴぃ〜ですので。衿を多めに抜いてたのに、いつのまにか詰まってるし。

それにしても暑い!汗かきました。白い着物でも袷は袷。もう単衣でも良いよね。年々、単衣のシーズンが前倒しになるような・・・。

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増やさない着物計画

両親が体調を崩したのを機に、2年前に実家に戻り同居してます。職場も実家の近くに変えました。私自身の家はクルマで1時間半ほどの場所に置いていて、行ったり来たりの生活なんです。なので着物を含めた衣料品も実家と自宅の二手に分かれてしまってます。管理しにくい〜。

決してたくさん着物を持ってるわけではありませんが、なにせ二手に分かれているので頭がゴチャゴチャになってます。覚書になるよう、ちょいと書き出してみます。

<着物 袷>
・訪問着 辻が花
・江戸小紋 濃鼠
・江戸小紋 萌葱
・色無地 珊瑚(未着用 染め替えしたい)
・小紋 白(洗い張りか丸洗いして裄出ししたい)
・大島紬 白
・大島紬 藍
・結城紬 ベージュ
・十日町紬 青
・十日町紬 利休茶
・草木染の紬 グリーン

<単衣>
・結城紬 グレー
・ポリエステル小紋 うす紫

<夏物>
・麻の無地着物 ベージュ
・ポリエステル小紋 白地
・絽の付け下げ 水色 (未仕立て)
・紗の着物 濃紺(未仕立て)

<はおりもの>
・白大島の道行
・朱色の道行(裄出ししたい)

<未仕立て>
・黒の羽尺×2(2反で長羽織に仕立てたい)
・黒の羽尺(単衣の羽織に仕立てたい)
・ベージュの羽尺(単衣の羽織に仕立てたい)
・黒の紗の羽尺(夏羽織に仕立てたい)
・雨コート反物 茶色(未仕立て)
・ポリの反物 ブルーストライプ(未仕立て)
・黄色&グレーの着尺(未仕立て)
・ボタニカル柄の着尺(未仕立て)
・刺繍の白生地(未仕立て)

こうやってみるとずいぶん偏ってますね。まとめてみると、

・袷はもう増やさない。
・単衣が少ないが今後単衣を作るなら、阿波しじら等の木綿で。
・はおりものは未仕立ての反物を仕立てること。
・夏物の絽、紗もいづれ仕立てたい。

そして決意表明!

はああ〜、もう買わない、増やさないようにしよう。残りの人生、有るものを十二分に活かして、工夫して、手入れして、トコトン着たおそう!!!

なんで自分に言い聞かせるかというと、通ってる着付け教室が、呉服屋さん系なんですよね。有料レッスンとはいえ、じわじわと誘惑の手が・・・。
ふんばります!(笑)

帯はまたの機会に。

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威毛錦の帯

ふふふ、タイトルを見て「まさかJガールがあの龍村平蔵の威毛錦(おどしげにしき)の帯を持ってるなんて」と一瞬勘違いした方もいらっしゃったのではないでしょうか。

もちろん違いますよ〜。私が持ってるのはコレ!!!



泣く子も黙る迫力ある美しさの龍村の威毛錦に較べたら、なんて可愛らしいんでしょう。ぷち威毛錦ですね。しかも袋帯じゃなくて名古屋帯。

「矢も通さず万難を排す」という勇ましい願いが込められた武具文様なのに「ぷち」だから、なんか弱そう〜(笑)

でも、すごく気に入ってる自慢の帯です。桜のシーズンの次は、端午の節句ということで、締めるなら今からですね。次のお稽古の時に着用してみます。

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