着物は好きだけど半衿付けは嫌いです。長襦袢を脱いだ後、白衿が汚れてなければ、いつまでも付けっぱなしにするほうです。
着付けの先生は、汚れてなくても毎回はずして付け替えると仰ってました。「表面は汚れてなくても、中に汗が染み込んでいくものよ」と。
「そうなんか〜!」とビックリして、もう2年ぐらい付け替えてない半衿をおそるおそる外してみたら、案の定、中の衿に汗ジミが点在していてショック。反省です💦
そうかそうか、半衿付けから逃げているようではあかんな。では、苦手な半衿付けを得手で好きな事に転換させるにはどうしたらいいのかな、と考えた結果、
「立ち向かうしかない!!!」
と思いまして。
仕事でも家事でもそうですよね。嫌いなことを克服するには、一度は正面から立ち向い乗り越えるしかないもんね。
ということで、半衿付け専用のお針箱を作ることにしました。ユザワヤでちいさなソーイングセットを買って中身をカスタマイズ。絹の手縫い糸と和裁専用まち針を足して、半衿付け仕様に特化。本当はもっと雅で日本的なお針箱が欲しかったけど、ちょうど良いサイズで満足です。
これで半衿付けが好きな女になるぞー!いつでもかかってこんか〜い!(笑)
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昨日、宝塚音楽学校の入学式の模様をテレビで見ていました。入学式の時点で既に男役と娘役が決まってるんですね。男役の新入生はすべてショートヘアでした。
いやぁ〜さすが舞台人。ショートヘアでもキチッと手間ひまかけて一糸乱れず美しくセットしてますね。いや、むしろショートだからこそ、手間ひまかけてスタイリングしないといけないんでしょうね。
短髪はラクでええわ〜!とバサバサ状態に慣れてしまった自分に猛省中です。とくに着物を着るときは(たとえ着付け教室であっても)、着物に釣り合う手間ひまかけたスタイリングが必要よね。それには常日頃から髪に艶が出るよう頑張らないと。
京都の床山さんから譲ってもらい仕舞ったままの、つげの櫛を毎日使うことにしました。
いや〜、今さらですが、つげの櫛って凄いですね〜。ショートヘアあるあるの髪が浮いてしまう状態に四苦八苦していたのですが、あら不思議! つげの櫛で梳かすだけでピタリと落ち着くんですよ。ムースとか付けなくても!
きっと何十年もの鬢付け油が櫛に染み込んでるからでしょうね。どんな人達が使ってたんだろうと思いを馳せながら大切にします。
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