私が着物が好きになったきっかけは竺仙の浴衣でした。当時東京に住んでましたので、日本橋小舟町の竺仙さんにしょっちゅう通って、浴衣の反物を見せてもらってました。

浴衣に続いて、初めて自分で誂えた着物も竺仙の江戸小紋でした。(帯も竺仙)遠目には無地に見えますが、実は精緻な手仕事の型染めで贅沢な着物です。

ご存知のように江戸小紋に紋をつけると訪問着と同格になるので、この着物には一つ紋をつけてもらっています。



もともと武士の裃(かみしも)がルーツの江戸小紋ですが、型紙の多くは伊勢で作られたものなんだそうです。1200年の歴史ある伝統工芸品の伊勢型紙には「神宿る手」を持つ六谷梅軒氏、南部芳松氏、中村勇二郎氏の三人の人間国宝(重要無形文化財技術保持者)がいらっしゃったそうです。型は永遠に後世に残ります。鬼籍に入られたのちも、型紙を通してお三人の彫刻の技を感じることができるなんてロマンを感じます!

おかんさんのブログでもご紹介なさっていた通り、伊勢型紙国宝三人衆についての講演会が京都で開催されます。

おかんさんのブログ
国宝三人衆のお誘いがありました

今、羽織のお仕立てをお願いしている文字さんのお店が会場ですので、会期中にぜひ私も伺いたいと思っております。

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