昨夜、テレビの歌番組から「新宿は西口の間口五尺のポン太の店がとうとうつぶれて泣いてるヒロ子」というインパクトの強い歌詞が流れてきて、思わず家事の手を止めて画面に見入る。

ちあきなおみ「新宿情話」という歌らしいです。神野美伽さんと坂本冬美さんとでデュエットしてましたが、名曲にお二人とも力入ってるのが伝わってきました。



楽曲の魅力に引きづられ、お二人のお着物姿をまじまじと眺めてしまいました。色白で細面の坂本さん50歳、なで肩で姿の良い神野さん52歳、どちらも着物姿が板について本当にうらやましい〜。



そしてたまたま今日は、母のお供で坂本冬美さんのコンサートに行ってきました。

「あばれ太鼓」「祝い酒」「能登はいらんかいね」「火の国の女」「夜桜お七」「また君に恋してる」「白夜行」などのヒット曲を中心に2時間のステージ。振袖、ドレス、訪問着、振袖と4着のお衣装をお召しになってました。歌謡浪曲「梅川忠兵衛」(冥途の飛脚)に合わせた、雪持松の白い着物が最高にかっこよかったです。

坂本冬美さんも若いときより今のほうが綺麗ですよね。50歳になって、ますます女っぷりが上がってらっしゃいます。演歌の歌い手さんはみんなそう。年齢を重ねるにつれ、劣化するどころか、どんどん綺麗に見えてくる。年齢を重ねることが不利にならない着物って本当にいいですね。

かつて林真理子氏が「おばさんが若い娘に負けない唯一のアイテムは着物」というようなことを書いておられましたが、同感です。今さら若い娘に勝ちたいとは思いませんが(笑)、着物を着ることによって「いちもく置かれる」「大切に扱ってもらえる」「舐められない」って、すごく大切なこと。外に出るとおばさんというだけで傷つけられることが多いもん。着物って中高年女性の身を守るアイテム、防御服でもあるよね。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代おひとりさまへ
にほんブログ村