今日は夏至でした。夏至といえば、一年で昼間が一番長い日で、思い出すのは歌人の永田和宏さんのこの短歌。

「一日が過ぎれば一日減つてゆく君との時間 もうすぐ夏至だ」

闘病当時の妻の河野裕子さん(故人)に対する想いを詠まれていたものですが、夏至という言葉が心に痛く刺さります。夏至の翌日から、昼がだんだん短くなってゆくことを妻の余命になぞらえた歌なんです。夏至は淋しい日でもあるのだな、と教えてもらいました。暗いイメージの冬至のほうが、実は希望が内包されてたりするんですよね。


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夏至というのに、暑苦しい画像でスミマセン。今日は公休日で家で身体を休めていたのですが、なんだか急に針仕事がしたくなり、開き名古屋帯を普通の名古屋帯に仕立て直しました。帯が開いてると締めるのが難しいし、お腹まわりに厚みが出るので私は苦手なんです。



仕立て直しという響きがプロみたいですが、素人が手先側の裏地をはずして半分に折って、かがっただけです。寸法は下の名古屋帯に合わせました。一般的な名古屋帯のサイズです。



どちらの帯もオリエンタルな雰囲気でしょ。私はコプト(エジプト)とか、インカ(南米)などの異国文様に弱いんです。たぶんこれらの雰囲気は、自分に合ってるような気がしています。

本物のコプト織りやインカの裂は手が届きませんので、文様で楽しんでいます。

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