思いがけず旧知の方から、お母様がお持ちの長襦袢の反物を頂戴しました。日本舞踊のお師匠をなさっていたお母様に、ある女優さんから贈られた貴重なお品だそうです。ご著書に続いて着物関連の書籍も添えてくださり、お心遣い本当にありがとうございます。


礼装用の白の長襦袢は持ってなくて、いつかつくりたいと願っておりました。将来、茶道を習いに行く予定ですが、お茶事やお茶会の時に白の長襦袢じゃなきゃだめな先生だったらどうしよう〜と今からビクビクしてたんですよ(笑)助かりました。





のし紙に「ちた和謹製」と書かれています。女優さんのお名前はここに書けませんがお着物に造詣の深い方です。銀座ちた和の顧客でいらっしゃったのはさすがだと思いました。


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奇しくもここ数日、長襦袢の記事を書いておられるブロガーさんが何人かいらっしゃったので、私も。


何を隠そう、私が和装で一番力を入れている(お金をかけている)のが長襦袢です。数は少ないですけどね。


着付け教室に行くと、よく初心者の生徒さんがポリエステルのプレタの長襦袢でお稽古をなさってますよね。私もそうでした。


ポリでもサイズがピッタリならまだ良いのですが、身体が大きい私にはLサイズでも裄が短くて、いやでいやでたまりませんでした。しかもツルツル滑るので、着崩れしやすい。せっかく良い着物を着た日も、長襦袢が気になって心が晴れないんですよ。コンプレックスだったんでしょうね。


なので初めて自分で長襦袢を誂えた時は本当に嬉しかったのです。着物を誂えた時より、数倍嬉しかった。自分のサイズにピッタリの上質な絹をまとう心地良さを知ってしまった今は、もうプレタには戻れません。


精神論になりますが、たとえリサイクルで買った5千円の着物でも、長襦袢が上質だと気後れせず胸を張って着られるんです、私は。誰にも見えないけど、自分自身の心の持ち様が変わってきます。


長襦袢はすごーく重要だと思っているので、長襦袢ありきの考え方です。手持ちの着物の裄と袖丈は、すべて長襦袢に合わせて調整してます。長襦袢のサイズも統一して全部同じです。


長襦袢に重きを置くなんて、たんなる自己満足なんですけど、見てる人は見てるんですね。袖からチラリとしか見えないのに、知らない方から長襦袢を誉められることがよくあります。


あ、そうか。他に誉めるところがないからかもしれませんね(笑)えらいすんません。


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