縁遠い「はんなり」に踏み入れてしまった

東京で購入した黒捌きの芳町下駄のその後です。二枚歯の裏とつま先部分にすべり止めのゴムを貼りました。私は自分でようやらんので、ショッピングモールのなかにある靴修理のお店でお願いしましたよ。

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この下駄は晴雨兼用ですが、時雨下駄として雨降りの日に履きたいので、透明ビニールの爪革も併せて買いました。


透明の爪革は鼻緒が見えるところが気に入っているのですが、他に個性的な爪革も欲しいと思いましてね。私もがんばって手作りしようかどうか迷っていた時に、京都の工房でめちゃくちゃ可愛い爪革を製作されていることを知り、一目惚れしてしまいました♡♡♡

こちらの工房さんです ↓

さっそく先日、京都に行った時に工房にお邪魔しました。千本丸太町のバス停から徒歩3分の京町家にありました。

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オーナーはオーダーメイドで靴や革製品をつくっておられる萩原弘之さん。私よりはるかにお若い知的で凛としたたたずまいの方でした。

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工房内のお写真を撮らせていただきました。素敵な空間です。

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そして私が一目惚れした爪革です。雨に濡れても大丈夫な防水加工を施した皮革だそうです。赤く見えるかもしれませんが、実物は茶色です。可愛い。

これらは見本なので、注文に応じて製作してくださいます。私は迷った末、無地をお願いしてきました。

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今回は工房に直接伺いましたが、実はこちらの爪革、祇園の履物屋「 ﹅や 」(ちょぼや)さんで扱っておられるそうです。そちらからもオーダーできます。

なーるーほーど!  この爪革どこかで見た記憶があると思っていたのですが、そういえば祇園の芸妓さんが南座で履いてはりましたわ。 「﹅や」さんは芸舞妓さんが行くお店だものね。納得。

私には縁遠い「はんなり」領域にうっかりと踏み入れてしまった(笑)出来上がるのが楽しみです♪


こんな楽しいこと他にある?

佐藤チアキ先生の上布お買い物講座の午後の部はいよいよ実践編。先生が一番気に入っておられる古布、古着物のお店「唯屋(ただしや)」さんにご案内していただきました。

リサイクル店といっても、一保堂など老舗が連なる京都寺町美術通りという由緒正しい場所にあるし、お店の人も目利きの気難しい方なのでは?と思いこんでおりました。私には敷居が高くて、とてもじゃないけど一見ではまたげそうもないと。今回、チアキ先生のご紹介がないとよう行かんかったと思うわぁ。ありがとうございました。

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が、出迎えてくださった店主のなおみさんが猫好きのホンワカした優しい雰囲気の方だったので、緊張感が一瞬で飛んでいきました。全然こわくなかった!(笑)また伺います!

こじんまりとした店内に600点もの着物、帯、和小物が。すべて店主のなおみさんの目利きでセレクトされた「ちょっと前の手仕事」の確かなお品ばかり。さりげな〜く芭蕉布がぶら下がっていたり、砧打ちする前の宮古上布の反物が転がっていたり、お宝に囲まれて身悶えしてしまいました。

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まるで宝探し!みんな初対面なのにすっかり打ち解けてワイワイと。なんとチアキ先生が、ミニ顔診断で私に似合う着物の傾向を教えてくださったのですが、マジ的確や〜と思いました。なんで私のことそんなにわかるん?とおののきましたもん(笑)

最後に唯屋さんの前で記念撮影。

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今回は拝見するだけのつもりでしたが、はい、しっかりと紙袋を持っております。中身はこちら。ブルーグレイの生紬の単衣です。

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よく見ると、メダカが泳いでます。水色の春単衣が欲しかったので、とても嬉しいです。

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好きなこと勉強して、美味しい物食べて、お買い物して。こんな楽しいこと他にある? 同じ講座にもう一度参加したいぐらいです。(お写真はチアキ先生のブログからお借りしました。ありがとうございました)


チアキ先生の上布講座

10月にきもの文化検定を受検する予定で、染織について少しずつ勉強しています。今さらながら知らなかったことだらけで、着物のことを知れば知るほど、着物の買い方間違えてたかもと痛感してました。


むむむ、間違えてたというより、ステージがひとつ進んだゆえの「無知の知」だと都合よく解釈しておこう(笑)


それはさておき、着物を見たときにズバッとその着物が何であるか、産地はどこか、わかるようになったらどれだけいいだろう。着物の買い物にかんする失敗の大部分が、購入する側の知識不足に起因するような気がするんだよね。呉服屋さんのセールストークを鵜呑みにしてしまい、後からしまった!と後悔することにならないよう、買う側も見る目を肥やしておくことが大事なのでは・・・。


そんなことを感じていた矢先、佐藤チアキ先生が『麻上布の見分け方と見つけ方』という講座を京都で開催なさることを知り、「これだ!」と申し込みました。万障繰り合わせて、万難を排して参加してまいりました。

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教材はすべてチアキ先生の私物です。越後上布、小千谷縮、宮古上布、能登上布、八重山上布、近江上布、芭蕉布、正絹ちぢみ、マンガン染め捺染・・・名前は知ってるけど、どれがどれだかまったく見分けがつかなかった私。最初は恥ずかしながらチンプンカンプンでした。


が、一枚一枚拝見し、触らせていただき、拡大ルーペで繊維の組織を確認していくうちに。なんと二時間後には、見分けがつくようになったんです!上布をパッと見ただけで、おそらく◯◯上布だろうとわかるようになりました。


すごい収穫でした!本当にありがたいです。

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講座の後は、お教室の隣にある「膳處漢ぽっちり」(ぜぜかんぽっちり)というチャイニーズレストランに移動してランチ。元呉服商の持ち物だったという瀟洒な洋館造りで素敵でした。

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内装は京町家、和風なので、着物で行くとフォトジェニックで最高です!

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美味しいお弁当をいただきながら、チアキ先生を中心に着物談義が弾みました。(皆さまに写真掲載の許可を取らせていただいてないので、ぼかしを入れました)

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午後からは、先生御用達の寺町美術通りにある古布、古着物のお店に連れていっていただき、そちらもめちゃくちゃ楽しかったのです。改めて書きますね。







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