大阪は緊急事態宣言が解除されたので、久々に古布のお店に行ってきました。今までそちらで大島紬、本塩沢、能登上布、宮古上布、結城縮、結城紬など、いろいろな着物を譲っていただきました。
この日の私の目的は着物や帯ではなく、時代物の古裂を見せていただくこと。なぜならこちらのオーナーが主として蒐集なさっているのは、室町時代や江戸時代、明治、大正、戦前の古い布。なかでもお好きなのが、襤褸(らんる、ぼろ)なんだそうです。
オーナーの佐藤さんがお召しになっているのは襤褸をリメイクしたスカートです。
襤褸とは、かつて木綿布が貴重品だった時代に地方の寒冷地などで、江戸や上方などで使い古された端切れを、刺し子で補修し、ツギハギにし、重ね合わせたりして、野良着や布団、夜着に直した布のこと。今や欧米を中心に「BORO」と呼ばれ、アートとして高い評価を得ているそうです。
私自身、襤褸に関しての知識は持ち合わせておりませんが、もう10年ぐらい前ですかね、浅草をブラブラ歩いているとき、なぜかアミューズ(サザンや福山さんの事務所)が主催する襤褸の展示会を見つけて拝見したことがあります。こんな世界もあるんだと驚きました。
さて古布の店ではオーナーさんから、貴重な襤褸のほかに、時代物の熨斗目の着物や、野晒し文様の着物、なんと被衣(かつぎ)まで見せていただきました。美術館や博物館以外の一般のお宅で、被衣を見せていただけるとは思いもよりませんでした。いったい何時代のお品なんだろう。
もちろんすべて購入可能ですが、出来心で一枚でも買ってしまうと、そのまま襤褸沼・古裂沼に引きずり込まれそうなので拝見するだけにとどめました。高価でおいそれと買えませんしね。
一枚だけ、アンティークの段熨斗目の長襦袢を材料用でいただいてきました。
男性用の長襦袢です。未使用で綺麗なので、このまま解いて羽裏や肩裏に使いたいと思います。
この日の私の目的は着物や帯ではなく、時代物の古裂を見せていただくこと。なぜならこちらのオーナーが主として蒐集なさっているのは、室町時代や江戸時代、明治、大正、戦前の古い布。なかでもお好きなのが、襤褸(らんる、ぼろ)なんだそうです。
オーナーの佐藤さんがお召しになっているのは襤褸をリメイクしたスカートです。
襤褸とは、かつて木綿布が貴重品だった時代に地方の寒冷地などで、江戸や上方などで使い古された端切れを、刺し子で補修し、ツギハギにし、重ね合わせたりして、野良着や布団、夜着に直した布のこと。今や欧米を中心に「BORO」と呼ばれ、アートとして高い評価を得ているそうです。
私自身、襤褸に関しての知識は持ち合わせておりませんが、もう10年ぐらい前ですかね、浅草をブラブラ歩いているとき、なぜかアミューズ(サザンや福山さんの事務所)が主催する襤褸の展示会を見つけて拝見したことがあります。こんな世界もあるんだと驚きました。
さて古布の店ではオーナーさんから、貴重な襤褸のほかに、時代物の熨斗目の着物や、野晒し文様の着物、なんと被衣(かつぎ)まで見せていただきました。美術館や博物館以外の一般のお宅で、被衣を見せていただけるとは思いもよりませんでした。いったい何時代のお品なんだろう。
もちろんすべて購入可能ですが、出来心で一枚でも買ってしまうと、そのまま襤褸沼・古裂沼に引きずり込まれそうなので拝見するだけにとどめました。高価でおいそれと買えませんしね。
一枚だけ、アンティークの段熨斗目の長襦袢を材料用でいただいてきました。
男性用の長襦袢です。未使用で綺麗なので、このまま解いて羽裏や肩裏に使いたいと思います。