4年越しの本場結城紬

先日、古布の店でお声を掛けていただいた結城紬を頂いてきました。実は前回オーナーさんが最後に、

「どうしましょう。あいにく今、良い帯も帯締めもうちには無いわ。本当なら小物も揃えて差し上げたかったのに。Jガールさん、結城に相応しい帯お持ちになってる? 大丈夫ですよね?」

と心配してくださって、いつもは商品を謙遜するオーナーさんとは違う態度だったので驚愕しました。言外に(安っぽいヘンな帯を合わせるのはやめてほしい)とおっしゃっているのがわかりました。

私は「わっかりました」と緊張して答えながら、(えーっ⁈   そこまで仰るということは、やはり本場結城紬の地機ってこと?えーっマジで? 今さら高機ですか?地機ですか?なんてよう訊かんけど地機かもしれんなー。ど、どうしよう)とえらい焦りました。

てか結城紬って普段着扱いなのに「相応しい帯を」ってどんだけー。ドキドキしながら、入荷した着物を取りに行ってまいりました。こちらです!

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なんと淡い桜色でしたか!今回、地色も模様もわからないまま、すべてオーナーさんの目利きとセンスにお任せしました。おそらく藍色かこげ茶などの濃色だと予想していたので、意外でした。

自分では選べない淡い桜色に、笹模様の亀甲絣で本当に嬉しいです!八掛の色も上品で素敵。しつけ付きの未使用品で、サイズもぴったり。身丈も裄も直さなくていいなんて夢みたい。奇跡です。

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でもね、一つだけわからなかったのが、こちらの着物の地色が桜色とクリーム色のツートンカラーになっていて、よく見たら縞模様なんですよ。私が今まで見てきた本結城の地色は平織りの単色ばかりだったので「???」となりました。

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組織を拡大してみたら、経糸も緯糸も撚りがかかってない平織りで、確かに本結城に間違いないし、経緯糸の節の出方から地機だと思う。第一、オーナーさんの尋常ではない推し方からして、本場結城紬の地機以外、考えられないし。今さら、高機?地機?確認しづらい空気(笑)。

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にもかかわらず、私自身がホンモノの品物をあまり見たことがないという経験値の低さから、なんとなくモヤモヤしていたのです。やっぱり結城紬の見分け、証紙がないと本当に難しいと思いました。あまりにも酷似した紬が多くて。理屈ではなく場数を踏まないと、素人にはなかなか💦

そんなとき、ネットの画像を検索していて「あっ!」と手が止まりました。

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あるショップさんで販売中の結城紬の地色がツートンカラーの縞模様だったのです(画像お借りしました)。色は違いますが私が今回購入した結城紬の織り方とまったく同じ!しかも亀甲絣の糸が藍色(珍しいと思う)で、私の亀甲絣も同じ藍色。

証紙は本場結城紬の地機!全体のたたずまいからも、同じ織元さん、販売元さんに間違いない!と確信しました。織った方のお名前も判りました。

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はあああ〜嬉しいですぅ。本場結城紬の地機で織った着物に憧れること4年。何度も失敗してきましたが、やっと巡り合うことが出来ました。感無量です。

しつこく何度も同じリンク置きますが、私が結城紬を好きになった経緯です(笑) ↓

特筆すべきは本場結城紬の「軽さ」。私が持っているどの紬よりも軽くて、袷でも本当に軽いのです。


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ミナ ペルホネン展へ

大雨のなか、兵庫県立美術館で開催中の
「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展を観に行ってきました。エントランスから圧巻のディスプレイ。知らないおじさんが「なんやこら、壁に座布団並べてすごいな」と言ってて、はあああ〜関西人💦

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展示室の中でも圧巻に次ぐ圧巻。全方位から歴代のミナのテキスタイルに取り囲まれて唖然としました。正直のところ、(ミナ沼にハマっていたらえらいこっちゃ。たいへんなことになっていたかも)と胸を撫で下ろしたほどです。

でもミナの洋服は100年着られると言われるように、巷の流行に左右されない揺るぎない意思に満ちていて、数を厳選して持ちたいミニマリストの方にこそ適するメゾンかもしれません。

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ちきんさんのブログでも素敵なお写真をたくさん載せてらっしゃったように、SNS映えするスポットが多く、撮影も楽しめる展覧会です。

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私もこの日は頑張って着物で伺ったのですが、朝から大雨で道中なかなかヘビィーでしたので、会場内で自撮りするパワーが残ってませんでした。作品鑑賞に集中することに徹しました。

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出発前に自宅で撮ったコーディネート。キモノモダンの木綿レース着物ハナミズキに、色違いのハナミズキ半衿を付けました。クリーム色のしじら織の九寸帯に、マゼンタ色の道明の冠組帯締め。

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亜麻色の帯揚げを用意していたのですが、当日朝、気が変わって芥子色(下の写真中央)に変えました。結果、良かったと思います。

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大雨だったので、帯揚げは百均で購入したコットンスカーフにしました。着物も木綿なのでうまく調和が取れていたようです。

この日は空いていたのでミュージアムショップもゆっくり見られました。ミナ ペルホネンの手拭いとバッジを購入しました。それぞれ半衿、帯留めにしようと思います。

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ミナ ペルホネン皆川さんのデザインに対する妥協のない姿勢、工芸人としての真摯な生き方が印象に残りました。着物好きにも大いに響く展覧会だと思います。11月8日までですので、事前予約の上ぜひ。

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"ミナ"に寄せたい着物コーデ

ちきんさんが兵庫県立美術館で開催中のミナ ペルホネン展に行かれたそうです。お写真たっぷりで素敵にご紹介してくださっていて、思わず私も「行きた〜い!!!」。さっそく鑑賞券を予約しました。(ちきんさんの記事をリンクさせていただきます)

そして、ミナ ペルホネンのテキスタイルをさらりと着こなしてらっしゃるのが、憧れのライブドアブロガー棗さん。いつも目の保養をさせていただいています。

そう言う私は、ミナ ペルホネンのお洋服もファブリックも持っていません。昔、ミナの挿絵が朝日新聞に連載されていたのを集めていたのと、皆川さんのドキュメンタリーをテレビで観たことあるぐらいで。

が、なんとなく自分で思う。着物にハマってなければ、ミナにハマっていたのではないかと。たまたま先に着物沼に入ってしまったので、ミナ沼には行かなかったと思ってるんです。

着物愛好家にもミナのファンがいらっしゃるらしく、京都の悉皆の文字さんも、ミナ ペルホネンなどの生地の持ち込みで、帯や利休バックのオーダーをお受けしているそうです。


でも私には無理です。一枚でもミナに手を出してしまうと、後が止まらなくなりそうで怖いです。もう予算がありません(泣)

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ミナの物はありませんが、ミナ ペルホネン展のイメージに寄せた着物コーデを考えてみました。当日の気温やお天気で変わるかもしれませんが、作品鑑賞を楽しんできます。

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